2025年9月28日14時から小金井市上之原会館で「いま放射能ってどうなっているの?」お話会にお邪魔します.よろしければぜひ.
【いま放射能ってどうなっているの?】
東電福島第一原発事故から14年 現地を測定し続けている東大助教のお話
2011年3月の東電福島第一原発の事故から14年が過ぎましたが、放射能汚染の事実は消えていません。事故直後から継続して帰還困難区域やホットスポットの測定、分析を行っている東京大学助教小豆川勝見先生に現在の状況について語っていただきます。
講師:小豆川 勝見(しょうずがわかつみ)
日時:9月28日(日)14:00~16:00(開場13:30)
会場:上之原会館(小金井市本町5丁目6-19)
集会室AB
定員:50名
参加費:300円
申込:Peatixよりお申込みください
https://koganeisokutei.peatix.com/
主催:小金井放射能測定器運営連絡協議会
後援:小金井市
ウィーン工科大学と東京大学総合文化研究科との間で国際交流協定(MoU)を締結しました!
放射線分野でも世界最先端の研究実績を誇るウィーン工科との交流締結で,原発事故からの環境回復の加速を目指します.
帰還困難区域の河口域で採捕したスズキの胃の内容物(未消化)から高い濃度の放射性セシウムを検出しました.河口域における食餌行動が沖合で漁獲されるスズキの放射性セシウム濃度を底上げしている可能性を指摘しました.論文はこちら
分析そのものよりも分析の背景や文脈には時としてとても重たい物語があります.一方でご縁がつなぐ測定も.タイトル一覧はこちら
研究紹介を4枚の画像でご紹介!放射線測定と放射線教育の2本柱で進めています
2025年1月16日18時から世田谷区北沢タウンホールで「未来につなぐ放射線測定」(世田谷子ども守る会主催,世田谷区後援)が開催されます.そこでちょこっとお話の機会があります.現地の実情やいろいろな思いを共有できれば!ぜひご参加ください!
参加お申し込みフォームはこちらから!
2023年度のお米の実験はこちら!帰還困難区域内のかなり汚染されている土壌(~105 Bq/kg, 137Cs)で栽培しても,お米に含まれる放射性セシウムはすべて基準値以下になりました.
目指すところは,"決断"のための情報提供です.
2011年からの福島第一原発事故当時,放射性物質の正確な情報は限られていただけでなく,とにかく伝達が遅かった.私自身が原子炉内の研究から,環境の研究に大きく舵を切った動機になっています.ラボカー,移動研究室は13年間に開発してきた装置やノウハウを全部叩き込んでオールインワンで状況を克明に記録できるマシンを作り上げることを目標にしています.
現在でも帰還困難区域内のサンプルを東京に持って帰って測って,を繰り返していますが,これも効率が悪い.その場で全部片づけて記録をとれるようにした方が圧倒的に効率がいい.帰還困難区域の面積は現在でも337 km2とされています.移動先で測定から公開まですべて完結させるべきだと考えていました.
さらに,今年1月の能登半島の地震のように「地震!原発大丈夫?」という喫緊の問いに直ぐに応えられていない現状にも憂いていました.地震直後からモニポス14機がダウンし,13年前と同じ状況,またしても周辺の状況が分からない場所がある.今回は幸いにして大きな漏洩にはなりませんでしたが,いつ来てもおかしくない地震や核の問題に対して,速やかに情報が伝播できる体制をもっと堅固に冗長に整えられなければなりません.
その一助になるであろう,ラボカー,作っていきます!