原子炉の仕組みや原子力の将来的な構想について、次世代の原子力システムの研究をされている笠原直人教授にお話を伺いました。 先生は動力炉・核燃料開発事業団(現:日本原子力研究開発機構)で高速増殖炉の開発に関わってこられて、現在は東京大学大学院原子力国際専攻で次世代を担う人材の育成に力をいれていらっしゃいます。
「原子力」というとこれからのエネルギーとして期待できる一方で、どうしても数々の原発事故を思い出し、恐ろしいエネルギーだと考える人も多いのではないでしょうか。そこで、原子力と社会の関係を考える原子力社会工学、中でもリスクコミュニケーションを中心に研究なさっている、工学系研究科原子力専攻の木村浩准教授にお話を伺ってきました。
原子力国際専攻の博士課程1 年に在籍中の堀尾健太さんは学内での研究のみならず学外の機関(日本原子力研究開発機構)での共同研究や海外でのインターンシップに積極的に参加されています。いつもの先生方への取材記事とは少し異なりますが、興味深い研究内容だけでなく、進路や大学での勉強方法の参考にもなると思います。
フランスと日本は原子力発電を継続的に利用してきた原子力先進国です。今回はそのフランスに拠点を置く原子炉メーカー「ATMEA」にて、副プロジェクトマネージャとして活躍する金川孝さんにエンジニアとして原子力に携わるということやフランス・海外で働くというグローバルな視点、ご自身の学生時代に関してフランス・パリにてお話を伺いました。
人間環境学専攻に所属する計算科学者の久田俊明教授、医学者の杉浦清了教授が中心となって進める「心臓シミュレータ」は医療の在り方を変える影響力の大きなプロジェクトです。2 、3 年以内の実用化に向けて企業、医療機関とも連携しながら、研究を進めるお二方にお話を伺ってきました。
二人目は、環境システム学専攻の松橋隆治教授です。現政権の公約でも話題になっている、温室効果ガス削減の話などを伺いました。日本の政権公約にも関わる分野を扱っているだけあって、日本を良くしようという熱意を持っていらっしゃることが伝わってくるインタビューでした。 <
新領域創成科学研究科の環境学研究系の新たなプログラムとして、サステイナビリティ学教育プログラムがあります。講義は全て英語で行われ、受講生の7割が留学生であることが特徴です。今回はサステイナビリティ学教育プログラムの創成に関わった味埜俊(みのたかし)教授と今年度プログラムの委員長に就任される柳沢幸雄教授にお話を伺いました。また、今年度から修士課程に加えて博士課程も開講され、博士(サステイナビリティ学)の習得が可能になります。