JAXA(宇宙航空研究開発機構)では、大学共同利用機関として全国の国公私立の大学院生を受け入れて、大学とともに共同研究を行っています。東京大学の工学系、理学系の研究室も、ここ相模原キャンパスで宇宙科学の研究を行っています。そして相模原には、航空宇宙工学、機械工学はもちろん、電気・電子工学系の研究室もあります。今回は、宇宙探査ロボットを研究されている、電気系工学専攻の久保田孝教授にお話を伺ってきました。
近山教授の研究室では大規模並列分散計算とその応用である将棋プログラムの開発に取り組んでいます。この大規模並列分散計算は膨大な計算を複数のコンピューターを同時に制御して計算させる技術です。膨大な計算の処理は将棋プログラムのみならず工業、創薬など様々な用途で必須の技術です。今回は現代の計算機の主流である大規模並列分散計算について近山先生にお伺いしてきました。
今回お話を伺った電気系工学専攻の柴田直教授は脳の認識をもとにした半導体集積回路について研究されていらっしゃいます。さまざまな分野への応用が期待される人に近い回路の可能性を物理学の魅力とともに語っていただきました。