駒場物性セミナーの案内ページ
駒場の物性グループでは定期的にセミナー開いています.このセミナーは,駒場の物性理論グループのスタッフとその大学院生が主な聴衆です.東大の駒場キャンパスの物性理論グループには固体物性論から統計力学まで幅広い分野のスタッフが在籍しており,研究室の垣根にこだわらず,緩やかに結合したグループ体系でこのセミナーを運営しています.あえて言えば,純粋に学問的な興味だけで集い,そして駒場らしいセミナーを目指しています.このセミナーはオープンですので,どなたでもご自由に参加して,議論に加わってください.
世話人一同
次回の物性セミナー
2025-11-7
2025年 冬学期 第2回 物性セミナー
講師 石渡 晋太郎 氏 (阪大基礎工学研究科)
題目 計算・情報科学を活用した準安定強相関物質の開拓
日時 2025年 11月 7日(金) 午後4時50分-6時15分程度
場所 オンライン
物性セミナーMLに登録されている方は、セミナー案内メールでZoomアドレスを通知します。登録のない方は、以下で予め登録をお願いします。(自動的に物性セミナーMLへ登録されます。)
登録フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdT67ZsTDiKsvutP59tY4tOUlx4WTInMKkTQIGWLqYCrPAQKA/viewform
アブストラクト
高圧合成によって得られる準安定な強相関物質は、高い超伝導転移温度を示す多層系銅酸化物やトポロジカルらせん磁性を示すペロブスカイト型鉄酸化物のように革新的な電子機能を発現する。しかしながら、高圧合成は実験家の経験と感に頼った非効率なプロセスであり、特に強相関物質開発に関しては計算科学や情報科学の活用が遅れていた。この要因としては、準安定な強相関物質の探索空間が広大で合成経路が単純でないために、第一原理計算による網羅的探索が困難であること、また常圧安定相と比べて既知のサンプル数が少なく、データベースに基づく記述子の抽出が困難であることなどが挙げられる。このような状況を打開し計算・情報科学を活用した効率的な高圧合成を進めるには、まずは人間の知見を効果的に取り入れたモデル化や探索空間の絞込みを行うことが重要になると考えられる。本セミナーでは、網羅的第一原理計算による新たな強相関酸化物の構造探索や、機械学習による準安定強相関酸化物の高圧合成に関わる記述子の提案について紹介する。
宣伝用ビラ
KMB20251107.pdf(13)
物性セミナーのページ
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/KMBseminar/wiki.cgi/BusseiSeminar
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最終更新時間:2025年10月24日 08時58分23秒