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駒場物性セミナーの案内ページ

駒場の物性グループでは定期的にセミナー開いています.このセミナーは,駒場の物性理論グループのスタッフとその大学院生が主な聴衆です.東大の駒場キャンパスの物性理論グループには固体物性論から統計力学まで幅広い分野のスタッフが在籍しており,研究室の垣根にこだわらず,緩やかに結合したグループ体系でこのセミナーを運営しています.あえて言えば,純粋に学問的な興味だけで集い,そして駒場らしいセミナーを目指しています.このセミナーはオープンですので,どなたでもご自由に参加して,議論に加わってください.

世話人一同

次回の物性セミナー

2018年度夏学期物性セミナーは5月から始まります!開催時間は火曜日や木曜日の夕方です.

2018-6-28

2018年 夏学期 第5回 物性セミナー

 講師 小宮山 進 氏(中国科学院上海技術物理研究所・テラヘルツ研究センター(NICT))

 題目 物質中のナノスケール領域に生じる揺らぎを観察する顕微鏡

 日時 2018年 6月 28日(木) 午後4時50分

 場所 16号館 827

アブストラクト

全ての物質は正負の荷電粒子から構成されている。絶対零度でない限り、それらの荷電粒子は必ず揺らぎ運動をしている。つまり、あらゆる物質中にはどんな場合でも、必ず電荷・電流揺らぎが存在する。熱平衡条件下ならそれは熱揺らぎ(ナイキスト熱雑音)だし、非平衡条件下なら過剰揺らぎ(ショット雑音などの過剰雑音)である。物質中のナノ領域の揺らぎ(雑音)は、その場所で何が起こっているかについてのヒントを与える、基本的かつ重要な指標である。物質中の電荷・電流揺らぎを超高分解能かつ超高感度で観察する顕微鏡がもしあれば、便利で強力な測定手段になるだろう。しかし従来そんな顕微鏡は存在しなかった。しかし最近、新たな技術が開発されて挿引雑音顕微鏡(SNoiM)という装置が開発され、光明が見えてきた。そのことについて話す。物質内部の奥深くの揺らぎは検出が難しい。しかし、表面近傍の揺らぎは物質表面(< 30 nm)に電磁場揺らぎ(エバネセント波)を作るので、その揺らぎ電磁場(周波数15THzから30THz)を近接場光学技術と超高感度赤外/THz検出器を使って捉えることができる。講演では、この顕微鏡(SNoiM)の検出機構と、現在までに得られた以下3つの測定例について説明する。(i) 室温で熱平衡状態の金属中伝導電子の熱揺らぎに伴う揺らぎパターン, (ii)電流通電状態での金属細線中の局所的ジュール熱発生、(iii) 半導体微小素子(GaAs/AlGaAs nano constriction device)中の,常温駆動時のホット・エレクトロン分布の可視化。以上の測定結果に加えて、さらに、SNoiMの今後の発展可能性についても話したい。

宣伝用ビラ

KMB20180628.pdf(2)

物性セミナーのページ

http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/KMBseminar/wiki.cgi/BusseiSeminar

 これまでのセミナー

世話人

  • 加藤雄介
  • 福島孝治
  • 簔口友紀
  • 前田京剛

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最終更新時間:2018年04月28日 16時44分13秒