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駒場物性セミナーの案内ページ

駒場の物性グループでは定期的にセミナー開いています.このセミナーは,駒場の物性理論グループのスタッフとその大学院生が主な聴衆です.東大の駒場キャンパスの物性理論グループには固体物性論から統計力学まで幅広い分野のスタッフが在籍しており,研究室の垣根にこだわらず,緩やかに結合したグループ体系でこのセミナーを運営しています.あえて言えば,純粋に学問的な興味だけで集い,そして駒場らしいセミナーを目指しています.このセミナーはオープンですので,どなたでもご自由に参加して,議論に加わってください.

世話人一同

次回の物性セミナー

2025年度夏学期物性セミナーは4月25日から始まります。(リストは こちら)

2025-5-23

2025年 夏学期 第4回 物性セミナー

 講師 徳本 有紀 氏 (東大生産研)

 題目 ファンデルワールス層状準結晶の超伝導

 日時 2025年 5月 23日(金) 午後4時50分-6時15分程度

 場所 16号館 827 およびオンライン

オンラインで参加される方へ:

物性セミナーMLに登録されている方は、セミナー案内メールでZoomアドレスを通知します。登録のない方は、以下で予め登録をお願いします。(自動的に物性セミナーMLへ登録されます。)

登録フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdT67ZsTDiKsvutP59tY4tOUlx4WTInMKkTQIGWLqYCrPAQKA/viewform

アブストラクト

準結晶は、準周期的並進秩序と5回対称、10回対称などの結晶に許されない回転対称性で特徴づけられる原子配列秩序をもつ物質である。これまでに100を超える合金系で発見されている。超伝導を示す準結晶は2018年に初めて発見され[1]、これに触発され、理論研究が多く行われており、結晶と異なる準結晶特有の超伝導特性発現の可能性が示されている。しかし、2018年に発見された超伝導準結晶は転移温度が50 mKと極端に低いため、理論予測されている準結晶特有の超伝導特性を実験的に検証することは難しい。我々は最近、熱力学的に安定なTa–Te系ファンデルワールス層状準結晶[2]について、~1 Kで超伝導転移を観測した[3]。本講演では、電気抵抗[3]、上部臨界磁場[3,4]、磁化率[3]、比熱などの実験結果を中心に紹介する。

参考文献

[1] K. Kamiya et al., Nat. Commun. 9 (2018) 154.

[2] M. Conrad et al., Angew. Chem. Int. Ed. 37 (1998) 1383.

[3] Y. Tokumoto et al., Nat. Commun. 15 (2024) 1529.

[4] T. Terashima et al., npj Quantum Mater. 9 (20224) 56.

宣伝用ビラ

KMB20250523.pdf(7)

物性セミナーのページ

http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/KMBseminar/wiki.cgi/BusseiSeminar

 これまでのセミナー

世話人(あいうえお順)

  • 加藤雄介
  • 神田朋希
  • 塩見雄毅
  • 福島孝治
  • 簔口友紀

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最終更新時間:2025年04月03日 15時14分31秒