公募研究の募集(終了)

公募要領

領域略称名 性スペクトラム
領域番号 3905
研究期間 平成29〜33年度
領域代表者 立花 誠
所属機関 徳島大学 先端酵素学研究所
研究項目
  • A01 遺伝要因と性スペクトラム
  • A02 内分泌要因と性スペクトラム
  • A03 環境要因と性スペクトラム
応募上限額 500万円
採択目安件数 12件

領域が求める公募研究

遺伝子改変動物、ヒト性分化疾患の症例、そして様々な野生動物には、しばしば典型的な雌雄の間に位置するような性の表現型が見い出されます。このことから本領域では、旧来のオスまたはメスという「二項対立的な雌雄」の捉え方ではなく、オスからメスへと「連続する表現型(スペクトラム)としての雌雄」という、性の新たな捉え方を提唱します。

本領域では、従来の定性的な解析のみならず、各種のパラメーターを用いて性を定量的に解析することで、性スペクトラム上の定位(オス化・メス化の度合いの決定)とその位置の移動(極端な例では性転換)をもたらす分子機構を明らかにしていきます。用いるパラメーターは、例えば性染色体上の遺伝子や性分化関連遺伝子の転写産物の量、それらの遺伝子のエピゲノム構造、性ステロイドの産生量やその受容体の活性、性差を示す代謝活性など、研究対象に応じて設定することになります。

性スペクトラムの根幹をなす分子基盤を理解するためには、遺伝要因による細胞の性スペクトラムの成立機構、内分泌要因による性スペクトラムの細胞・器官間での同調機構、環境要因による性スペクトラムの修飾・撹乱の機構を解明することが重要となります。性の定量的な解析を取り入れつつ、遺伝、内分泌、環境のいずれかに焦点を当て、研究期間内(2年間)に分子機構へのアプローチが可能となる研究課題を募集します。生物種については限定しません。以下のような提案も歓迎します。

  1. 性分化や性転換に限定せず、性が関与する幅広い生命現象についての研究提案
  2. 生殖腺(精巣と卵巣)に限定せず、各種細胞や器官における性を対象とした研究提案
  3. 培養細胞や幹細胞などを用いた新たなアプローチによる研究提案
  4. 計画研究との連携によって相乗的な効果が期待できる研究提案