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( Last updated: Sep. 03, 2024 )

【 2021.10.01 】3Dプリンターの導入

M1の辻君の発案で、研究室に3Dプリンターが導入されました。

私たちの研究室では装置を部品から設計して自作する機会が多くあります。これまでは、設計した部品を業者に加工依頼し、実際に完成品が手元に届くまで数週間を要しました。3Dプリンターであれば数時間で部品が完成するため、気軽に試作することができます。

現在、超高感度膨張計の小型化に取り組んでおり、早速導入した3Dプリンターで辻君が小型化セルの試作部品を作ってくれました。少し手を加えれば、M5のネジもM1.4のネジ穴も正常にはたらきます（ただし、強い力を加えると破損します）。図面だけを見て考えるよりも、実際に部品を組み立てて観察した方が改善点に気がつきやすいメリットがあります。教育的な面でも、自作装置の仕組みを理解する助けとなり、今後の活躍が大いに期待されます。

使用する素材（レジン：紫外線硬化樹脂）は温度サイクルには弱いと予想されますが（今後、液体窒素で冷やしてみます）、室温で自作装置のデザインを検討する目的は十分達成できそうです。今回購入した3Dプリンターは3万円弱だったので、大変コストパフォーマンスの良い買い物でした。

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