シンポジウム「帝国と民族のあいだ―パレスチナ/イスラエルをめぐるもうひとつの層」(2023年12月16日)
東京大学中東地域研究センター(UTCMES)では、科学研究費補助金基盤研究B「自己の諸側面から見るロシア・ユダヤ人の民族間関係:パレスチナ紛争に至る前史として」/科学研究費補助金基盤研究B「ポスト・オスロ合意期におけるパレスチナ人の新しいネットワークと解放構想の形成過程」、パレスチナ/イスラエル・スカイプ研究会との共催により、以下のシンポジウムを開催します。
<開催趣旨>
二項対立図式に落とし込まれがちなパレスチナ/イスラエル。これに対し、今から半世紀前、板垣雄三は「n地域論」を提唱し、権力構造の非対称性ゆえに生じる三者関係の動態に光を当てた。 本シンポジウムは、この視座を発展させ、「帝国」と「民族」がせめぎ合う紛争や支配・被支配関係が継続するなかで人びとが生きるもうひとつの層に着目し、パレスチナ/イスラエルをダイナミックに捉えていく。また、そのような地域研究、歴史研究のための対話の場としたい。
日時 |
2023年12月16日 10時 — 18時 |
プログラム |
10:00-10:10 趣旨説明 10:10-13:00 第I部 重層性の現在形 髙橋宗瑠(大阪女学院大学 教授) 民族自決権と武力抵抗の権利 末近浩太(立命館大学国際関係学部 教授)コメント 14:10-17:00 第II部 埋もれた層を掘り起こす 今野泰三 ベドウィンが生きた帝国と植民地主義-パレスチナ北部のバイサーン地方を中心に 宇山智彦 コメント 17:10-18:00 総合討論 |
会場 |
対面:東京大学駒場Iキャンパス21KOMCEE West B1F レクチャーホール *Zoomによるオンライン参加も可能です |
参加申込 |
対面参加をご希望の方 Zoomによるオンライン参加をご希望の方 |
言語/Language | 日本語/Japanese |
主催・共催 |
主催:パレスチナ/イスラエル・スカイプ研究会 共催:東京大学中東地域研究センター/科学研究費補助金基盤研究B「自己の諸側面から見るロシア・ユダヤ人の民族間関係:パレスチナ紛争に至る前史として」/科学研究費補助金基盤研究B「ポスト・オスロ合意期におけるパレスチナ人の新しいネットワークと解放構想の形成過程」 |
問い合わせ先 |
東京大学大学院総合文化研究科 准教授 鶴見太郎 E-mail: taro_tsurumi*yahoo.co.jp ※メールを送信する際は、*を半角@マークに変更してください。 |