ハディース学とハディース学者に関する歴史学研究:「現地」の価値観と実証研究の齟齬についても(2023年9月18日)
講演概要:本講義では、10世紀から13世紀にかけて「ハディースの徒」を名乗り、スンナ派ハディース学の確立に大きく貢献したハディース学者たちに関する社会史研究をとおして、ハディース学の形成・発展とハディースの権威の利用と浸透の歴史的過程を考察する。ハディースの歴史性を解明しようとするこうした研究は、ムスリムの社会と文化の歴史を明らかにする上で重要な意味を持つ。しかしその一方で、ハディースの普遍的/不変的権威を重視する「現地」のムスリムたちの価値観に逆らうと見なされることもある。この講義では、そうした実証研究と「現地」の価値観の齟齬についても若干触れることとする。
スピーカー | 森山 央朗 (同志社大学神学部教授) |
日時 | 2023年9月18日(月)15:00~16:30 |
会場 |
東京大学駒場キャンパス 18号館コラボレーションルーム1(4階) |
参加申し込み | 次のリンクから必ず事前に参加をお申し込み下さい こちらより |
言語/Language | 日本語/Japanese |
主催 | 東京大学中東地域研究センター(UTCMES) |
問い合わせ先 | 木村風雅(info@utcmes.c.u-tokyo.ac.jp) |