湾岸アラブ諸国と国際移民:コロナ禍は転換点となるか?(2020年9月3日開催)

オンラインセミナー「新型コロナウイルスと中東」第4回

湾岸アラブ諸国は、莫大な石油輸出収入で多くの移民を引きつけ、今世紀に入ってついにアジア・アフリカ最大の移民受入地域に成長した。コロナ禍の影響により、多くの移民が湾岸アラブ諸国を脱出、あるいは追い出されており、政治・経済・社会における転換点となる可能性が指摘されている。移民の帰国が引き起こす湾岸アラブ諸国の労働市場への影響、出稼ぎ労働者からの送金に依存していた移民送り出し国への経済的影響、それらが引き起こすグローバルな移民社会の変動について、湾岸アラブ諸国、フィリピン人移民、エチオピア人移民を題材に考える。

当日の様子は以下のWebサイト(外部)からご確認頂けます
http://www.shd.chiba-u.jp/glblcrss/gallery/gallery20200903_movie.html

講演者  松尾昌樹(宇都宮大学)
堀拔功二(日本エネルギー経済研究所)
石井正子(立教大学)
児玉由佳(アジア経済研究所)
司会 酒井啓子(千葉大学)
日時  2020年9月3日(木) 15:00~17:00
会場 オンライン
共催  新学術領域研究「グローバル関係学」(千葉大学)
日本エネルギー経済研究所中東研究センター