中東の「with コロナ」新時代を展望する:パレスチナ/イスラエルの現場から(2020年7月23日開催)

オンラインセミナー「新型コロナウイルスと中東」第3回

コロナウイルス感染の第二波が、イスラエルとパレスチナを襲っている。外国人旅行客や日本からの帰国者(ダイヤモンド・プリンセス乗船者)によって初めての感染が確認されてから、町全体のロックダウンを含めた厳しい対応で臨んできたイスラエルと、パレスチナ人自身の手による前例のない移動規制を敷いてきたパレスチナでは、5月の上旬には感染拡大をほぼ押さえ込んだかのように見えた。しかしながら、7月に入ると再びの感染拡大が発生し、両社会は大きな不安のなかにある。地域を横断したCOVID-19への対策で協力が求められる両者のあいだには、ネタニヤフ政権が推進する西岸併合政策が対立軸として横たわる。第3回ウェブ・セミナー「中東の『with コロナ』新時代を展望する:パレスチナ/イスラエルの現場から」では、この二つの社会の交錯点であるエルサレムから3人の登壇者を招き、実体験を含めて中東の「with コロナ」新時代を展望する。

当日の様子は以下のWebサイト(外部)からご確認頂けます
http://www.shd.chiba-u.jp/glblcrss/gallery/gallery20200723_movie.html

講演者  内藤徹(エルサレムで学び会う場』主宰)
オトマズギン順子(翻訳家・イスラエル/パレスチナ社会事情専門家・エルサレム在住)
中島希(NGOパレスチナ子どものキャンペーン駐在員・エルサレム在住)
司会 鈴木啓之(東京大学)
日時  2020年7月23日(木) 17:00~19:00
会場  オンライン
共催 新学術領域研究「グローバル関係学」(千葉大学)
日本エネルギー経済研究所中東研究センター