第10回「イスラーム哲学の転換点:イブン・スィーナーをめぐる比較思想の試み」
中東イスラーム世界セミナー「中東の思想と社会を読み解く」
近年の研究進捗にともない、イスラーム哲学の展望は大きく様変わりしつつある。かつては9世紀の翻訳活動にはじまりイブン・スィーナーとイブン・ルシュドで頂点に達するとされたその歴史が、今日ではイブン・スィーナーから14世紀半ばの時期こそが「黄金期」であるとみなされている。
今回のセミナーでは、最新の成果を踏まえつつイブン・スィーナーをイスラーム哲学の転換点と捉え、その前後の動向を、言語・宗教の障壁をも乗り越えるかたちで再考してみたい。
講師 | 小林春夫(東京学芸大学教授) 仁子寿晴(京都大学非常勤講師) 高橋英海(東京大学准教授) |
日時 | 2013年12月21日(土)15:30−17:00 |
会場 | 駒場キャンパス18号館1階メディアラボ2 |
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