(共催)特別集会「イエメン:10年の混乱は何を生み出したのか」(2025年5月11日)

特別集会「イエメン:10年の混乱は何を生み出したのか」

概要

2011年「アラブの春」のうねりの中でサーレハ長期政権は平和的に退陣した。その後周辺国や国連に支援されたイエメンの国家再生への移行過程は、国内各勢力の衝突とこれを利用する周辺国の介入によって頓挫し、2015年には内戦状態に突入してしまった。それから10年、インフラの破壊と行政機構の破綻によって多くの国民が苦しみ続けている。戦線膠着による和平への兆しが見えたのもつかの間、2023年のイスラエルによるガザ攻撃がイエメン情勢をさらに複雑化させ、2025年のトランプ新政権の発足は混乱に拍車をかけている。2000年以上の歴史を持つ「アラブの源流」イエメンは、これからどこに向かうのか。過去10年の混乱は、今後のイエメンの再生のためにどのような意味を持つのだろうか。この特別集会では、日本では語られることの少ないイエメンの現状と将来について考えてみたい。/p>

日時とプログラム内容 

2025年5月11日(日) 13:00~17:45

司会:佐藤寛(開発社会学者) 13:00-13:10 開会挨拶 13:10-14:10 報告①:川嶋淳司(JICA)「混乱の10年、その前と後の10年」 14:20-15:20 報告②:𠮷田智聡(防衛省防衛研究所)「政局を形作る戦局:イエメン内戦の軍事的諸相と中長期的諸課題」 15:30-16:30 報告③:槌谷恒孝(神奈川大学)「イエメンにおける国連の10年:平和構築の挑戦と現実」 16:40-17:40 ディスカッサント① 松本弘(大東文化大学) ディスカッサント② 堀拔功二(日本エネルギー経済研究所) 質疑応答 17:40-17:45 閉会挨拶

会場

東京大学駒場キャンパス 18号館コラボレーションルーム1(4階)

言語/Language 日本語/Japanese
共催

共催 立命館大学中東・イスラーム研究センター(CMEIS)、現代中東政治研究ネットワーク(CMEPS-J)・東京大学中東地域研究センター(UTCMES)、JICA「紛争における開発支援」研究会、JSPS科研費(JP23K00887)

問い合わせ先 
下記の参加申込フォームあるいは添付チラシのQRコードより、2025年5月8日(木)までにお申し込みください。