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入会のご案内

「光合成ものづくりコンソーシアム」


6年間続いたOPERAプロジェクト「低CO2と低環境負荷を実現する微細藻バイオリファイナリーの創出」も2024年3月31日で終了です。このOPERAプロジェクトを支えたのは「機能性バイオ共創コンソーシアム」と「機能性バイオ協議会」です。機能性バイオ共創コンソーシアムには1,783名(学286、産1,165、官309、他23)の登録があり、「機能性バイオ協議会」は14大学4国研24企業から構成されております。

機能性バイオ共創コンソーシアムは残りますが、 機能性バイオ協議会はOPERAプロジェクトの終了とともにその役割を終えます。JSTの担当者をはじめ多くの方々が「機能性バイオ協議会」の発展的解消を望んでおりますし、OPERAプロジェクトの「未来共創委員会(作業部会)」は「光合成ものづくり支援コンソーシアム」の立ち上げを提案しております。

これを受けて、2024年3月28日に開催予定の「機能性バイオ協議会(最終回)」では3月末あるいは5月末のJST報告書受理時点で解散することを宣言します。引き続き「光合成ものづくりコンソーシアム」の発起総会が開催され、2024年4月1日から新しいコンソーシアムの始動が決まります。

そこで、令和6年度に先駆けて「光合成ものづくりコンソーシアム」への入会サイトを以下に開設しました。企業法人はもとより、学術研究機関の研究者、国や地方自治体などの公的機関、その関連団体と学識経験者の参加を歓迎いたします。 OPERA機能性バイオ協議会後継「光合成ものづくり支援コンソーシアム」のご案内と規約をご覧ください。

「光合成ものづくり支援コンソーシアム」ご案内

「光合成ものづくり支援コンソーシアム」規約(案)

光合成ものづくり支援コンソーシアム
発足時会長 三谷啓志
発足時事務局長 河野重行




雑誌紹介

化学と生物 Vol.61(2023)No.8

化学と生物 Vol.61(2023)No.8

日本農芸化学会の機関紙である「化学と生物」の表紙に緑藻スジアオノリの陸上養殖が掲載され、解説部分に機能性バイオ共創コンソーシアムのメンバーが執筆しています。本陸上養殖は陸前高田の震災復興にも一役買っています。

■ 解説
「陸で改装を育てる」 佐藤陽一

化学と生物/公益社団法人 日本農芸化学会サイト





雑誌紹介

生物の科学 遺伝「藻類バイオ:微細藻類の魅力と実力」2022年11月号


70年以上の長い伝統を誇る『生物の科学 遺伝』(NTS)でJST/OPERAプロジェクト「低CO2と低環境負荷を実現する微細藻バイオリファイナリーの創出」関連の「藻類バイオ:微細藻類の魅力と実力~バイオリファイナリーによるSDGsへの挑戦」が特集されています。藻類バイオは藻類によるバイオマス生産を創出・制御・使用する総合的なバイオテクノロジーであり、私たちが目指す微細藻バイオリファイナリーはSDGsへの貢献が期待されてます。本雑誌は鮮やかなオールカラーで、巻頭グラビアには人気のある微細藻類の顕微鏡写真が歴代の出版論文数に応じて載っています。

本特集号の以下の執筆者は、私たち機能性バイオ共創コンソーシアムのメンバーです。

生物の科学 遺伝2022年11月号

■ 巻頭グラビア
「藻類バイオ:微細藻類の魅力と実力─何の変哲もないクロレラを超オイル細胞にできる」
 河野重行・細川聡子・大田修平

■ 特集
「総論:藻類バイオとは何か」細川聡子・河野重行
「ヘマトコッカス藻色素:アスタキサンチン」大田修平・河野重行
「有用新奇海洋微生物の探索:ラビリンチュラ」林雅弘・松田綾子
「酸性温泉に生息する微細藻イデユコゴメ類の研究系と産業利用ポテンシャル
 ─酸性温泉藻イデユコゴメ類:微細藻類の革新的な研究・開発系」宮城島進也
「動植物ハイブリッド細胞の創製への挑戦─細胞融合を介した異種ゲノム移植」青木遼太・松永幸大
[「みんなのミドリムシプロジェクト」で歩む藻類バイオ未来─市民と共に解決する地球課題]
 石川まるみ・持田恵一・鈴木健吾
 ※表紙の画像をクリックすると特集の目次ページが閲覧できます。


生物の科学 遺伝/株式会社NTSサイト

雑誌紹介

アグリバイオ「光合成微生物による有用物質生産」2021年9月号


北隆館の『アグリバイオ』で、JST/OPERAプロジェクト「低CO2と低環境負荷を実現する微細藻バイオリファイナリーの創出」関連の「光合成微生物による有用物質生産」が特集されています。私たちの「有用物質生産とバイオ燃料生産技術を統合し開発することで、コスト削減とバイオ燃料の早期実用化を目指す」取り組みこそ、まさに今求められているイノベーションです。国連のSDGsをはじめ、政府の「2050年までに温室効果ガス(GHG)の排出量実質ゼロ」の目標に向け、このプロジェクトの今後の進展に注目したいと紹介されています。

本特集号の以下の執筆者は、私たち機能性バイオ共創コンソーシアムのメンバーです。

アグリバイオ2021年9月号

■ 特集
「総論 藻類バイオとOPERAプロジェクト」 河野 重行
「ゲノム編集による単細胞性緑藻コッコミクサの油脂生産性の向上」 原山 重明・井出 曜子
「エルゴチオネイン生産能の高い藻類の探索」 大津 厳生
「温泉微細藻イデユコゴメ類の産業利用に向けた開発」 宮城島 進也・廣岡 俊亮
「微細藻類を用いたカロテノイドと脂肪酸の生産を目指して」 加藤 美砂子
「シアノバクテリアでの特殊脂肪酸の生産」 町田 峻太郎・鈴木 石根

■ Industrial Reports
「微細藻類ユーグレナの活用によるSDGs達成の可能性」 鈴木 健吾
「微細藻類由来の次世代化粧品原料のMAAs:マイコスポリン様アミノ酸」 中野 昌彦
「陸で海藻を育てる -海藻類陸上養殖の現状と展望-」 佐藤 陽一

アグリバイオ/北隆館WEBサイト


書籍紹介

書籍「東大×SDGs 先端知からみえてくる未来のカタチ」

東大×SDGs


山川出版社の「東大×SDGs 先端知からみえてくる未来のカタチ」(2021年4月刊行)でOPERAとSDGsの関りを紹介しています。

2050年に真のサスティナビリティを達成するために、残された猶予はあと10年。人類がめざすべき社会・経済のシステムチェンジとは?各分野のトップランナーらによる最先端プロジェクトからみえてくる2030→2050の道筋。東大が全学を上げてとりくむ代表的なSDGsプロジェクト87をわかりやすく紹介されています。OPERA機能性バイオとSDGsに関しては次の章で紹介しています。

  Goal 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  「微細藻類からの次世代バイオ燃料で温室効果ガスを削減する!」三谷啓志ほか


東大×SDGs 先端知からみえてくる未来のカタチ/山川出版社サイト


プロジェクト紹介

 東京大学大学院 新領域創成科学研究科
「環境エネルギーまちづくり」を通じた地域社会イノベーション


市民講座@新地町に企画から協力してくださったプロジェクトを紹介します。

東京大学大学院新領域創成科学研究科では、国立環境研究所および福島県新地町と連携し、「環境エネルギーまちづくり」のモデル形成を実施しています。

新地町において、地域エネルギーシナリオ作成、住民参加促進、地域状況を伝えるメディア作成や地域活動支援、それらを統合した持続可能まちづくりを現地拠点「新地アーバンデザインセンター(UDCしんち)」を活用して公・民・学により実践しています。これにより、復興の状況や内外の社会情勢の変化に順応し、創造的にまちづくりに貢献する復興知人材を育成しています。

ホームページはこちら
「環境エネルギーまちづくり」を通じた地域社会イノベーション

※このプロジェクトは「大学等の復興知を活用した福島イノベーション・コースト構想促進事業」の支援を受けて実施されています。
福島イノベーション・コースト構想促進事業


市民講座レポート

 市民講座@新地町
「小さな藻類と描くサステイナブルな未来」


2019年9月30日(月)に、市民向け講座@新地町「小さな藻類と描くサステイナブルな未来」がホテルグラード新地で開催されました。

会は盛況で40名近くの参加者にお越しいただきました。参加者には新地町役場や新地スマートエナジー株式会社の関係者も多く、講座、交流会ともに、震災復興やCO2削減などについて活発な議論が交わされました。

冒頭、新地町の大堀町長に登壇いただき、東京大学が昨年度から実施している、科学技術振興機構(略称JST)の大型プロジェクトOPERAの一つ「低CO2と低環境負荷を実現する微細藻バイオリファイナリーの創出」と新地町の協力関係につき極めて前向きなご挨拶をいただきました(写真左)。

市民向け講座では、東京大学名誉教授の河野先生、理研食品の佐藤博士(写真右)、東大発ベンチャー・アルガルバイオ社の社長の竹下博士からそれぞれ話題提供があり、「サステイナブルなまちづくりへ、藻類研究ができること」というタイトルで東京大学教授の三谷先生にまとめていただきました。

最後に共催として本イベントを企画段階から支えてくださった新地町役場や福島イノベ事業の関係者の方々に改めて御礼申し上げます。

 ※市民講座のプログラムはこちら⇒【Archives】

挨拶する新地町の大堀町長 市民向け講座の一場面

2019年10月1日
JST・OPERA機能性バイオ共創コンソーシアム
OPERA担当URA:平野滝子・細川聡子