OPERA
OPERA「低CO2と低環境負荷を実現する微細藻バイオリファイナリーの創出」
※東京大学のUTokyo FSIにも取り上げてられています。英語タイトルや概要はこちらへどうぞ。
パリ協定の「2030年度GHG 排出量を2013年度比46%削減」は待ったなしです。そのためCO2削減効果の大きい微細藻バイオマスを原料としたバイオ燃料の実用化に期待がかかってますが、高い製造コストが障壁となっています。一方、微細藻類には酸化防止剤、天然染料、多価不飽和脂肪酸などの有用物質が含まれており、化粧品、栄養補助食品、飼料などとしてすでに利用されています。このことから、3,000株のライブラリーから選抜した微細藻類を原料とした有用物質生産とバイオ燃料生産を実現し、それらを統合したバイオリファイナリー・プロセスを創出することにより、バイオ燃料の製造コストを削減し、バイオ燃料の早期実用化を図ります。
※本プロジェクトはJSTの産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA) の共創プラットフォーム育成型として平成30(2018)年度に採択されました。※JSTの本プロジェクトの紹介サイトはこちらへどうぞ。
幹事機関・領域統括・共創コンソーシアム
幹事機関:東京大学
領域統括:三谷 啓志(新領域創成科学研究科)
共創コンソーシアム:機能性バイオ共創コンソーシアム
5つの研究課題と参画機関
微細藻バイオファイナリーの創出へ向けて、5つの研究開発課題を掲げました。大学・研究所・民間企業の連携による機能性バイオ共創コンソーシアムにより、プロジェクトの推進を図ります。
参画機関
【大学・研究所】14大学・4研究所
東京大学、中央大学、産業技術総合研究所、筑波大学、国立環境研究所、高知大学、宮崎大学、理化学研究所、茨城大学、国立遺伝学研究所、信州大学、帝京大学、東北大学、東京医科歯科大学、大阪公立大学、金沢大学、三重大学、帯広畜産大学
【民間企業】24社
株式会社ユーグレナ、株式会社デンソー、理研食品株式会社、株式会社アルガルバイオ、株式会社ゲノム創薬研究所、三菱商事ライフサイエンス株式会社、株式会社太洋サービス、富士通クオリティ・ラボ・環境センター株式会社、株式会社竹中工務店、ENEOS株式会社、株式会社ドクターズチョイス、バイオックス化学工業株式会社、コスモエンジニアリング株式会社、東京電力ホールディングス株式会社、パナック株式会社、三菱ケミカル株式会社、スバル株式会社、株式会社パレオ・ラボ、あすかアニマルヘルス株式会社、大和薬品株式会社、理研ビタミン株式会社、株式会社ユーグリード、日本甜菜製糖株式会社、ホクレン農業協同組合連合会
産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)について
OPERAは超大型プロジェクトです。
OPERAに参加しよう!
- OPERAの本格フェーズには企業10社以上の参加が必要となります。本OPERAでは多くの企業のご参加を期待しております。現在、9つのキーテクノロジーと5つの研究開発課題を設定しておりますが、9つのキーテクノロジーのいずれかを選択して、5つの研究開発課題に加入したり、新たな研究開発課題を設定したりすることもできます。
- 本OPERAのテーマ「低CO2と低環境負荷を実現する微細藻バイオリファイナリーの創出」に沿っていれば、新たなキーテクノロジーを大学ごと持ち込んで、5つの研究開発課題に加入したり、新たな研究開発課題を設定したりすることもできます。
- 本OPERAは「低CO2」「低環境負荷」「微細藻」「バイオリファイナリー」研究を目指すものであればシャッフル可能だということです。大学、国研、企業を問わず、皆さんの積極的な参加をお待ちしております。
※お問い合わせは、「機能性バイオ共創コンソーシアム」の渉外担当・河野重行< kawano@edu.k.u-tokyo.ac.jp>までご連絡ください。