研究内容
受精に伴うクロマチンのリモデリング機構の解明
平成11年 麻布大学 獣医学部 動物応用科学科 卒
平成17年 東北大学大学院 農学研究科 資源生物科学専攻 博士課程修了
平成17年 農業生物資源研究所 動物科学研究領域
生殖機構研究ユニット 特別研究員
平成21年 東京工業大学大学院 生命理工学研究科
生命情報専攻 産学官連帯研究員
平成22年 東京大学医科学研究所 癌細胞シグナル分野
特任研究員
平成25年 東京大学 総合文化研究科 広域科学専攻
特任研究員
平成26年 TAK-Circulator 株式会社
主任研究員（大杉研究室共同研究員）
受精に伴うクロマチンのリモデリング機構の解明
哺乳類の初期発生に興味を持って研究を進めています。現在は，受精過程（卵細胞への精子侵入～雌雄染色体融合）における精子クロマチンのリモデリングの制御機構について解析するため，体外でクロマチンの構造変化を制御できる無細胞再構築系（cell-free system）の開発を行っています。現在の研究を足掛かりに，新たな制御機構の発見・解明へとつなげて行きたいです。
第56回日本卵子学会 学術奨励賞（口演部門）
（マウス卵抽出液を用いた無細胞系におけるMAPキナーゼ活性の解析）
第54回日本卵子学会 優秀発表賞（ポスター発表部門）
（体外で雄性前核形成を誘導できるマウス卵抽出液を用いた無細胞系の開発）
１）Inoue F., Matsuda J., Ohkoshi K., Furusawa T., Takahashi S., Sasada H., Sato E. and Tokunaga T., Differences in gene expression patterns between somatic cell nuclear transfer embryos constructed with either rabbit granulose cells or their derivatives., Anim. Reprod. Sci. Vol. 93, 76-87. 2006
２）Inoue F., Takanashi K., Noguchi T., Hayashi M., Sato E. and Tachi C., Analysis of the telomere shortening in the cloned caprine cultured cell line, CPF-1, derived from placenta of Shiba goat (Capra hircus)., J. Reprod. Dev. Vol. 48, 469-476, 2002