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卵と精子という特殊化した2種類の細胞が融合することにより万能性をもつ細胞である受精卵ができ、卵割分裂を繰り返して個体発生を開始します。卵割を含めた細胞分裂期(M期)は、S期に複製された遺伝情報を娘細胞に均等に分配する過程です。細胞は染色体を一本も損なわず正確に分配するための巧妙なしくみと制御を備えており、その破綻は細胞死や染色体の異数化につながります。特に卵は体内で最も大きな分裂細胞であり、その中で染色体が正確に分配されるためには、体細胞とは異なるしくみが必要であることがわかってきました。

受精〜初期発生は、異型配偶子をつくって増える多細胞生物のすべてにとって重要な共通のイベントである一方で、驚く程の多様性があります。そのため、受精や卵割分裂過程についての分子生物学的な知見は、カエルなどの脊椎動物モデル生物を用いた研究から明らかにされたものでさえ、必ずしも私たちヒトを含む哺乳動物に当てはまるとは限りません。例えば、母体内で進む哺乳動物の発生は特に時間制御が独特であり(ゆっくりと進む)、それを可能にする哺乳動物特異的な分子機構が存在することがわかってきました。

私たちは主に、

  1. 卵割分裂と体細胞の細胞分裂との共通点と相違点
  2. 受精過程で精子・卵の染色体に生じる変化と全能性(発生能)の獲得
  3. 哺乳動物に特異的な受精〜初期発生時間制御メカニズムとその重要性
  4. 初期胚特異的な発現を示す遺伝子のがん細胞での異所的発現

に興味をもち研究を進めています。

特に、精子と卵との融合後、全能性を獲得する場としての前核はどのような性質を保持する必要があるのか、卵割期の分裂装置にはどのような特性があるのか、発生異常となる胚では何が原因で、どのような染色体動態異常が生じ得るのか、についてライブイメージング観察などの細胞生物学的な手法を中心とした解析を行っています。

*現在進行中の研究プロジェクトについて詳しく知りたい方は直接お問い合わせください*

総合文化研究科広域科学専攻・生命環境科学系のZoom大学院説明会が6月27日(土)に行われます「LINK」。 大杉研究室での研究内容について知りたい方は、この説明会にご参加いただくか、直接メールでご連絡ください。オンライン研究室見学を随時開催します。

今年度は大学院入試が大きく変わります。総合文化研究科の入試については「こちら」に掲載されている「令和3(2021)年度学生募集要項・入学試験案内等」を確認してください。理学系研究科生物科学専攻の大学院入試については6月22日に発表されます「LINK」

          

4月10日 4月の大学院の説明会は総合文化研究科・理学系研究科ともに中止になりました。大杉研究室の研究内容について詳しく知りたい方は、大杉教授にメールで問い合わせてください。大学への立ち入りが出来ない期間が長くなる場合には、オンラインでの研究紹介の実施を計画しています。また、大学院入試の出願や試験内容にも変更がある可能性がありますので、大学院のWeb pageから常に最新の情報を得るようにしてください。

    

3月23日 戸塚さんの「雄性発生胚をつくる簡便な方法」についての論文が、Scientific Reportsに受理されました。おめでとうございます!

    

3月23日 山本さんが修士号を授与されました。卒業おめでとうございます!

   

6月1日 メンバーを更新しました

5月15日 集合写真を更新しました

4月11日 メンバーを更新しました

11月8日 研究内容を更新しました

11月8日 メンバーを更新しました