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論文

学術誌(国際・国内)に投稿・受理された論文について、日本語の1行要旨を付けて紹介します。

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書籍・著作

書籍や科学誌に寄稿した記事の紹介。このほか、放射線に関係する講演会・勉強会・測定会などの活動を紹介します。

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画像

環境試料サンプリングで撮影してきた映像・画像などを紹介します。

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更新履歴

2024-12-27
2024年の活動報告

活動報告

2024-10-19
帰還困難区域内での作物の実証実験を始めています


2023年度のお米の実験はこちら!帰還困難区域内のかなり汚染されている土壌(~105 Bq/kg, 137Cs)で栽培しても,お米に含まれる放射性セシウムはすべて基準値以下になりました.

2024-10-21
大学院と学部の両面開きで,原子力災害からの復興プロセスを技術的な側面から考える講義を展開しました. もちろん福島第一原発事故を念頭に置いていますが,原子力災害は他の災害とは様々な面で一線を画すことを説明したうえで, 学生さんたちに課題を論じてもらいました.
院生さんも含まれる講義だけあって,レベルの高い話になりました.特に復興プロセスに「時間軸」の概念をどこまで組み込めるのか,つまり,放射性物質の半減期,放射性物質そのものの移動,新しい知見/手法の開発/実装,人間の生体への影響,世代交代,時の政権や世論など,すべて時間軸で連続的に絶えず変化していくパラメータがあるなかで,どうやって最善策を決定するのか,の議論は盛り上がりました.
また一緒に考えましょう.大事なことですからね.
2024-7-24
東京大学駒場1キャンパスで子ども向け科学教室「放射線を見つけてみよう!」を開催しました.小学生を中心に70名のご参加をいただきました.放射線は不思議なことがたくさんで面白かったね!


*画像の一部を加工しています
2024-06-11
「ラボカー」開発に乗り出します!

目指すところは,"決断"のための情報提供です.

2011年からの福島第一原発事故当時,放射性物質の正確な情報は限られていただけでなく,とにかく伝達が遅かった.私自身が原子炉内の研究から,環境の研究に大きく舵を切った動機になっています.ラボカー,移動研究室は13年間に開発してきた装置やノウハウを全部叩き込んでオールインワンで状況を克明に記録できるマシンを作り上げることを目標にしています.

現在でも帰還困難区域内のサンプルを東京に持って帰って測って,を繰り返していますが,これも効率が悪い.その場で全部片づけて記録をとれるようにした方が圧倒的に効率がいい.帰還困難区域の面積は現在でも337 km2とされています.移動先で測定から公開まですべて完結させるべきだと考えていました.

さらに,今年1月の能登半島の地震のように「地震!原発大丈夫?」という喫緊の問いに直ぐに応えられていない現状にも憂いていました.地震直後からモニポス14機がダウンし,13年前と同じ状況,またしても周辺の状況が分からない場所がある.今回は幸いにして大きな漏洩にはなりませんでしたが,いつ来てもおかしくない地震や核の問題に対して,速やかに情報が伝播できる体制をもっと堅固に冗長に整えられなければなりません.

その一助になるであろう,ラボカー,作っていきます!

https://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt184

2023-8-20
処理水の海洋放出についてオーストリア国営放送(ORF)でコメントしました
2022-10-22
SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞(環境の部[個人])を受賞しました!
2022-03-07
帰還困難区域内での調査の様子をEテレ ETV特集で取り上げていただきました
2021-04-01
Sci.rep.に掲載された「福島第一原発周辺のトリチウム検出」「食品中の放射性セシウムの汚染源推定」についてともに福島原発事故にかかわるEditors' choiceに選出されました。また、両論文とも発行年のEarth Science分野でTop100入りしました。詳細はこちら
2021-03-31
2020年度のオンライン授業の取り組みがグッドプラクティスとして表彰されました
2020-11-16
福島第一原発から地下水に漏れ出すトリチウムについて論文を公開しました。論文はこちらです。またこちらに後日談があります
2020-08-26
"東京オリンピックはRadioactive games?" 研究成果のプレスリリース(PDF)後日談
  • 東京大学
  • 大学院総合文化研究科
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