『悪としての世界史』の頒布

(2018年4月24日終了しました)三木亘著作選

2014年4月20日,東京大学中東地域研究センターは公開シンポジウム「悪としての世界史:三木亘の中東地域文化論」を開催しました。そのさい,会場にて『三木亘著作選 悪としての世界史』を販売いたしましたが,このたびその在庫を販売することになりました。

価格は,1部3000円です。先着順で販売し,在庫が無くなり次第販売を終了いたします。

ご希望の方は,当センター・ウェブサイトの「交通アクセス・お問い合わせ」ページにあるお問い合わせフォームをご利用いただくか,東京大学中東地域研究センター(03-5465-7724)までご連絡ください。

問い合わせフォーム
https://park.itc.u-tokyo.ac.jp/UTCMES/contact/
(「ご質問」の箇所に,三木亘著作選購入希望の旨,ご記入ください)

『悪としての世界史』目次

第一部

文明・歴史についてかんがえる

歴史叙述と歴史意識

ヴィクトーリアの「現代」

具体的・能動的・民衆的歴史学

「西アジア学」五つの法的提案

悪としての世界史

地域研究と歴史学

人間移動のカルチャー

「等身大」ということ

イスラム世界の歴史生態学

つきあいがかんじん

コラム「野蛮としての偶像崇拝」

第二部

西アジア世界の形成と展開

近・現代の西アジア

西アジアにおける民族運動

中東のアッタール

世界史の中のイスラム世界

アラブの疾病観

地中海世界と文明移転の諸問題

中東における民族の問題

人びとの出会い、それが都市であった

イスラム世界を理解するため

イスラム世界における貴種

イスラム圏の香料薬種商

第三部 人びとにあう・まなぶ

朝鮮人と朝鮮史のこと

生活者の歴史学―田中惣五郎さんのこと

歴史家ジャバルティ

トルコ革命とイスラーム―ジヤ・ゲカルプの思想

 宮本常一さんのこと

上原専禄

童女でおやぶん―松谷みよ子さんのこと

くろはさんのためのレクイエム

オアシスと永福町にて

第四部 私の育った町・姫路、私の育った時代

地図、年表など

 

あとがき

 姫路の吟遊詩人―ほんとうの知性 新井高子

 編集後記と謝辞    湯川 武