ABOUT

 東京大学では、教養教育(リベラルアーツ教育)を学部教育の基礎として重視し、入学者は全員、東京都目黒区の北端に位置する駒場Ⅰキャンパスにある教養学部前期課程に最初の2年間在籍します。同じ駒場Ⅰキャンパスには、教養学部後期課程および大学院総合文化研究科があり、リベラルアーツを「学士前期課程ー学士後期課程ー大学院」という一貫した教育研究組織で培っています。
 この東京大学の根幹を成す駒場Ⅰキャンパスには、世界各国からの留学生を含む8,000名以上の優秀な学生が在籍しており、学際性・国際性豊かで多彩な人材や、分野横断型の知識と先見性を備えた問題発掘・解決型の多様な人材を養成、輩出しています。
 駒場リベラルアーツ基金は、こうした特性を持つ駒場Ⅰキャンパスの一貫した教育研究組織の更なる発展と環境整備を目的として2022年に設置されました。

3つの支援

駒場リベラルアーツ基金は、以下の3つの支援を通して、駒場Ⅰキャンパスを更に進化させていきます。皆さまの温かいご支援は、東京大学の未来、社会の未来を築くことにつながります。ご寄付の特典として、税法上の優遇措置東京大学基金の特典に加え、各種シンポジウムや公開講座、成果報告会および懇談会へのご案内、一括50万円以上のご寄付限定で駒場ファカルティハウス(同窓会館)への銘板掲示をさせて頂きます。どうぞよろしくお願いいたします。

学生支援
  • 駒場に集う学部学生・大学院生への給付型奨学金の拡充
  • On campus job ※ の充実、リサーチ・アシスタント(RA)の拡充

※学生が研究・学修活動を通じて得た知識や技能・技術を活かして大学業務に参画することにより、自身の研究内容等をキャンパス内で実装経験を積むとともに、当該学生の経済的支援に繋げること

研究支援
  • 教員の研究活動への研究費支援
  • ポスドク(博士号取得者)雇用促進
環境改善
  • 経年した設備の改修
  • 研究、教育施設の拡充

駒場未来プロジェクト

施設の建設・改修事業について、2023年4月1日〜2033年3月31日の10年間を特別期間として、 教養学部1号館(時計台)改修及び駒場図書館II期棟建設費用のためご寄付を募集します。

特別期間中の寄付目標総額
 24億円
対象施設 寄付目標額
1号館
(時計台)

改修
8億円
(事業費見込総額23億円、
うち建築資金15億円)
図書館
Ⅱ期棟

建設・維持管理
16億円
(事業費見込総額68億円、
うち建築資金39億円)

小柴昌俊、大隅良典、大江健三郎らが学んだ学び舎 1号館(時計台)

ノーベル賞受賞者など各分野で活躍する数々の卒業⽣を輩出してきた旧第⼀⾼等学校本館として建設されたゴシック様式の建物は、平成12年に国の登録有形文化財に登録されました。2024年3⽉舞台化された⾼⽊彬光の中編推理⼩説 名探偵神津恭介シリーズの1篇『わが⼀⾼時代の犯罪』の舞台としても有名です。

江戸時代を代表する儒学者 荻生徂徠の貴重な資料を所蔵 図書館II期棟

教養学部の図書館機能は、1現 駒場博物館、2現 アドミニストレーション棟、3現 駒場図書館へと変遷し、荻⽣徂徠関係資料、⼤⽇本海志編纂資料、狩野亨吉⽂書、第⼀⾼等学校旧蔵資料等、多くの貴重資料を所蔵しています。新たにⅡ期棟を建設し、配架スペース不足による資料の分散や保存に関する懸念を解消し、「知のアーカイブ」として広く社会に資料を公開し活⽤していきます。