1号館(時計台)
関東大震災後、東京市と東京帝国大学の再建の責任を負った内田祥三が、東大と旧制第一高等学校(通称一高)が一体感を持ちうるよう工夫して設計したものである。1号館周辺の樹木には、一高の象徴である西洋柏とオリーヴもある。第二次大戦中には、防空幹事となった一高生徒は、時計台から対空監視を行った。時計のある部分は6階で、正面左の柱上には目黒区の公共基準点No.2が設置されている。現在は、主に教養学部前期課程の語学の授業に使用されている。
「駒場リベラルアーツ基金」は、東京大学の中でも、教養教育(リベラルアーツ教育)の実践を担う駒場Ⅰキャンパス(大学院総合文化研究科・教養学部)における教育・研究活動の活性化を目的としています。
寄付の使途としては、「駒場を進化させる3つの支援」にあるように、おもに①学生支援②研究支援③環境整備に充当します。駒場に集う多様で優秀な学生を大切に育み、各界をリードする多彩な人材や第一線で活躍する数多くの創造的研究者を養成し、世に送り出します。
「駒場リベラルアーツ基金」は、2022年の設置以降、保護者、OB・OG、教職員のみならず、より広く社会全体にご支援をお願いしており、お寄せいただきました浄財は、学生や教員の教育研究はもちろんのこと、1号館(時計台)改修や駒場図書館Ⅱ期棟建設など、学生が日々使う施設の大規模な環境整備にあてられます。皆様の温かいご支援が、学生たちの前期課程での学習環境をより良いものとし、充実した教養学部生活の実現に繋がります。
「世界の誰もが来たくなる東京大学」になるためには、その教育・研究の礎となるリベラルアーツ教育を担う駒場Ⅰキャンパスの充実が不可欠です。そして、こうした駒場Ⅰキャンパス(大学院総合文化研究科・教養学部)における教育・研究について全般的な支援を求めるプロジェクトには、従来の予算だけではなく、柔軟に対応できる皆様のご寄付による財源の多様化が必要です。
リベラルアーツ教育は一朝一夕でできるものではありません。継続的なご支援こそが駒場リベラルアーツ教育をより強固なものとするのです。駒場Ⅰキャンパスから未来を築く卓越した人材を多く輩出し、社会を変えていくために、ぜひ皆様の応援をよろしくお願い申し上げます。
東京大学教養学部等事務部経理課研究支援チーム
東京大学基金事務局
関東大震災後、東京市と東京帝国大学の再建の責任を負った内田祥三が、東大と旧制第一高等学校(通称一高)が一体感を持ちうるよう工夫して設計したものである。1号館周辺の樹木には、一高の象徴である西洋柏とオリーヴもある。第二次大戦中には、防空幹事となった一高生徒は、時計台から対空監視を行った。時計のある部分は6階で、正面左の柱上には目黒区の公共基準点No.2が設置されている。現在は、主に教養学部前期課程の語学の授業に使用されている。