西成研究室の研究

さまざまな渋滞現象の解明及び解決策の提言  我々の身のまわりには様々な渋滞現象が存在します。例えば、道路渋滞や電車の渋滞、航空機の渋滞などは深刻な社会問題となっています。 また、人ごみの混雑や生体内の分子モーターといったより小さいスケールでも普遍的な渋滞現象がみられます。 このような多くの自己駆動する粒子が相互作用する系においては、非自明な集団的振る舞いがしばしば観測されます。西成研究室ではこれらの現象を 理解、制御するための研究に物理学的、工学的な視点から取り組んでいます。
 また、西成研究室では工学部の強みを生かし、現実の社会問題に対する貢献という視点も大切にしています。さまざまな企業や公共交通機関との共同研究 によって現実の渋滞問題の解消にも勢力的に取り組んでいます。
研究対象・アプローチ  研究対象となるものは日々増えていますが、特に西成研究室で長く実績があるのは車の交通流と人の群集流れです。 最近は航空機や物流の渋滞現象も多く取り扱うようになってきました。詳細はメンバーの研究テーマをご覧ください。
 現象をよりよく理解するため、実験、観測、数理モデル、コンピュータシミュレーションなどを組み合わせて研究を行っています。 学問分野としては統計物理、非線形数学、確率過程などの知識を活用することが多いです(がこれらに限定されるわけではありません)。 また、渋滞現象に関連する数理・物理(ソリトン理論、連続体および粉粒体の物理、相互作用粒子系の物理など)の理論にも力を入れています。

西成研究室にご興味のある学生の方へ

 西成研究室は現在、東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻(以下、航空)先端研の先端学際工学専攻(以下、先端)の二つに属しています。 航空では、学部4年生、修士課程、博士課程の学生を受け入れています。 先端では、博士課程のみ受け入れています。 先端では、社会人博士のプログラムも充実しております。

 前期・後期の学期の間は三種類のゼミが行われています。
・全体ゼミ(週1):学生が研究進捗を発表し、より良い研究にするためにはどうすればよいか全員で議論します。
・輪読会(週1):主に修士以下のメンバーが、興味のある分野の専門書を交替で発表します。
・論文紹介セミナー(月1程度):最近の論文や研究動向について議論します。

ご不明の点、相談などがありましたらお気軽に西成または柳澤までご連絡ください。

メンバーリスト

氏名(リンクは個人ページ) 役職・連絡先(#を@に変えてください) 研究キーワード
西成 活裕 教授・tknishi#mail.ecc.u-tokyo.ac.jp 渋滞学,数理物理学
柳澤 大地 准教授・tDaichi#mail.ecc.u-tokyo.ac.jp 人の群集運動,セルオートマトン・待ち行列理論の応用
佐藤 純 助教・jsato#jamology.rcast.u-tokyo.ac.jp 数理物理学,統計力学
増島 千佳 事務補佐員 秘書
内山 郁子 事務補佐員 秘書
津森 裕子 事務補佐員 秘書
李 文龍 研究生
Doan Phuong Phi 研究員
山口 収 社会人博士
長 竜也 社会人博士 サプライチェーン、渋滞
久保 奨 社会人博士 max-plus代数とそのスケジューリング問題への応用
蔡 裕立 社会人博士 オペレーションズ・リサーチ,計算金融工学
星山 孝子 社会人博士 オペレーションズ・リサーチ、サプライチェーン、Queuing Network
増田 匠 D3 粉粒体のjamming現象
Claudio Feliciani D2 駅における群集混雑の緩和
石川 晴基 D2 液滴の表面ダイナミクスの理論
長濱 章仁 D2 多車種混合交通流の解析
粟田 稜也 M2 自律的ヘビ型ロボットの経路計画
菊池 浩平 M2 複数施設を巡る群集行動の最適化
田中 将啓 M2 空港における待ち行列の混雑緩和
室 暁生 M2 追従挙動を利用した工場内物流の改善
住山 文隆 M1 複数車線における追い越しの影響
長尾 晃貴 M1 電車における群集の流入過程
三好 雄介 M1
藤田 旭洋 M1
服部 準 B4
渡部 大樹 B4
友枝 明保
(武蔵野大学)
客員研究員
江崎 貴裕
(国立情報学研究所)
協力研究員
一木 信吾
(株式会社日本取引所グループ)
協力研究員 確率模型、集団現象
名倉 賢
((株)国際社会経済研究所)
協力研究員