我々の研究室では、高齢社会を迎えた日本においてこれからますます増加が予想される生活習慣病に着目し、脂質代謝制御という観点から分子細胞生物学的基礎研究を行っています。
生活習慣病の原因の一部は食生活にあり、そのことは摂取する食品を賢く選択することにより健康維持が可能なことを物語っています。
我々は基礎研究成果の中から、食品機能を活用して生活習慣病予防へと導く、そんな応用研究の方向性を提示することを目指しています。
生体内での生命現象を「生化学」的に解析し、「食品」の持つ機能を活用する可能性を提示する学問が、「食品生化学」ととらえることが出来ます。毎週繰り返される実験報告とディスカッションを通じて、教員・学生が一体となって真理の探究に没頭しています。我々の研究室HPに立ち寄って、しばし中をのぞいてみて下さい。
食品生化学研究室 教授
佐藤 隆一郎