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年頭所感

┃ 平成30年元旦 ┃ 東原和成

平成30年新年にあたって

新年あけましておめでとうございます。

 昭和が終わった年、天安門事件当日に初めての国際線に乗って渡米した瞬間、私の人生は大きく軌道を変えて動き始めました。そして、今年、その平成が終わります。30年経ったんだなぁとしみじみと感じます。平成になったときに、私は父の持っている運をすべて受け取った気がしました。私の名前は、昭和の「和」に平成の「成」だからです。そして、次の年号は何になるのでしょうか。日本国民が誇りをもって希望に向かって歩いていけるために、いい名前をつけてほしいものです。

 また、奇しくも今年は、5年間研究を支えていただいたERATOプロジェクトも最終年度になり、私にとっても節目の年になります。ERATOではヒト嗅覚研究を立ち上げましたが、農芸化学者の一員として、基礎から応用という視点を考えると、モデル生物だけでなくヒトを対象とした研究は欠かせません。2月21日には成果報告会を開催しますが、成果報告のみならず、私たちの研究と社会のニーズの接点を考える対談とかワインと料理のマリージュを楽しむ懇親会など、普通の報告会にはない企画がありますので、ぜひご参加ください。

 さて、節目といえば、学位取得(博士)も同じだと思います。私は常日頃から学生に、学位というものは、論文が一つでればよいとか、3年たったからとれるとか、何かを達成すればいいというものではなく、自ら研究を遂行して論文を発信できる力がついたとき、その節目として博士号を授かるものだと言っています。そして、その力は、人間としての力とパラレルについていくものです。研究面で成長すると、後輩の指導もうまくなるし、ラボメンバーとのコミュニケーションも上手になるし、日本語も書けるようになるし、プレゼンもうまくなります。いままで指導してきた学生全員にそのパラレルの成長を見ることができました。今年もそれを見るのが楽しみです。

 公私の私ですが、年始に胃腸炎になりました。1日ほとんど食べずに過ごしましたが、身体が浄化されたような気がします。飽食の時代、身体は負担がかかっているようです。年をとるにつれて節目節目で体力が落ちていきます。車のクラッチのようにスムーズに節目のギアが変わっていけばよいのですが、たまにガクガクとなったり、エンストを起こします。体力の衰えにうまく身体を適応させていくのも仕事のうちだと最近実感します。今年はいろいろな節目をスムーズに乗り越えていきたいと思います。

 例年に比べて短い年頭所感になりましたが、研究室ともども本年もどうぞよろしくお願いいたします。

東原和成
平成30年元旦

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