教授 渡邊雄一郎 │ 渡邊雄一郎 研究室 - 東京大学大学院総合文化研究科
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東京大学大学院
総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系
理学系研究科 生物科学専攻 兼任
渡邊雄一郎 栗原志夫 研究室
渡邊雄一郎
栗原 志夫
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教授 渡邊雄一郎 プロフィール
表現型と遺伝子型の接点を探るRNA研究
RNAを一つのキーワードとして、植物が変動する環境ストレスに対して応答する様を様々な角度から解析、研究をしています。RNAゲノムを持った植物ウイルスが植物に感染すると、そのゲノム配列情報を持った小分子RNAが植物細胞内で産生され、2次的な感染拡大を抑えることを、世界の植物研究者とともに確認しました。こうしたことをきっかけとし、植物が通常の環境下で発生を進行させる際の小分子RNAなどのノンコーディングRNAの生成とその機能発現、環境変動の際に見られる植物の遺伝子発現パターン(トランスクリプトーム)の変化ということを研究しています。そして助教の都筑さんが展開し始めた、RNAを介した植物クロマチン活性の調節機構も新たに取り組むトピックとしています。
我々の環境応答論という名前ですが、高温、日長の変化といった非生物ストレス、ウイルスという生物ストレスなどを受けた植物が示す応答を研究していることを意思表示しています。研究室で行っているのは基礎研究として植物の生き様を知ろうという流れですが、そこから植物界での普遍性を発見することが多くあります。その中で実学的に応用可能な原理が見出せる過程を経験したことも生かして、共同研究も積極的に行っています。
植物としては主にタバコ、シロイヌナズナ、ゼニゴケを扱って研究しています。変異体の解析、注目するタンパク質の顕微鏡下での観察、タンパク質間の相互作用など見るための電気泳動のパターン、ゲノムワイドなDNA、RNA配列の解析など異なる視点から攻めながら、植物が秘めて持っている能力が見えてくる快感を一緒に味わいませんか。授業を行うことを通じて動物との違いを学生の皆さんとともに感じ、さらに駒場におられる様々な専門分野の先生方と、生物の神秘、進化の不思議さなどを議論し、研究をエンジョイしています。
教授
渡邊雄一郎
博士(理学)
植物分子生物学、植物RNA
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