研究室ブログ
高知県立牧野植物園では3月の頭、バイカオウレンがちょうど咲いておりました。見られてラッキー。ただ朝ドラが始まる一か月前でしたが、花にカメラを向ける順番待ちになる程人気者でした。近づいての写真が撮れず、残念でした。
牧野富太郎先生がモデルとなったNHKの朝ドラが始まるという。一年前まで当研究室にいた都筑正行くんが高知大学に赴任した後、初めての訪問をさせてもらう際に、牧野先生が生まれ育った高知県佐川町にも足を伸ばした。先生の生家、そしてバイカオウレンを見つけることとなる生家近くの金峰神社とめぐる。周辺は牧野先生を讃えての植物植生の保護がなされていた。
素直に植物と向き合う姿、そしてその重要性を知ることとなった。
佐川町のポストには、牧野先生への愛を感じた。
三谷幸喜氏の脚本が素晴らしかったということだろう。北条家と鎌倉幕府、源氏との関係をよく理解することもできた。さらに凄惨な権力争いも描きながらも、人の心情の変化なども見る側に伝え、躍動感を持って体感したという印象を持った。
話はとぶが、いくらいい役者がいても、うまく話を盛り上げてフィナーレを迎えるためには、良い脚本ー話の流れが必要である。同じデータを持っていても、それをどのように他者に説明できるか、聞かせるかは、論文の示すうまい流れというもの次第であろう。
次に鎌倉に行く際には、ドラマの場面を思い出しながら、これまで以上に人間臭いところを意識しながら、めぐってみたい。
RNA研究の重鎮たちが相次いでこの世をさられた一年
2022年の後半岡田吉美先生、古市泰宏先生、そして年末には石浜明先生が相次いで亡くなった。私も研究を始めてすぐに、岡田、石浜両先生が編纂されたこの「遺伝子としてのRNA」を幾度も読み返したものである。
ここしばらく、渋谷駅の変化が目まぐるしい。馴染みある通路も一週間で大きく変わることがザラである。このショット、もしかすると見納めと思って撮った。案の定この後、登ることも見る機会も無くなった。考えてみると小学生以来50年以上ここをのぼり下りしたものだ。