Research
雑誌・書籍
化学と生物 Vol.61(2023)No.8
日本農芸化学会の機関紙である「化学と生物」の表紙に緑藻スジアオノリの陸上養殖が掲載され、解説部分に機能性バイオ共創コンソーシアムのメンバーが執筆しています。本陸上養殖は陸前高田の震災復興にも一役買っています。
■ 解説
「陸で改装を育てる」 佐藤陽一
⇒化学と生物/公益社団法人 日本農芸化学会サイト
生物の科学 遺伝「藻類バイオ:微細藻類の魅力と実力」2022年11月号
70年以上の長い伝統を誇る『生物の科学 遺伝』(NTS)でJST/OPERAプロジェクト「低CO2と低環境負荷を実現する微細藻バイオリファイナリーの創出」関連の「藻類バイオ:微細藻類の魅力と実力~バイオリファイナリーによるSDGsへの挑戦」が特集されています。藻類バイオは藻類によるバイオマス生産を創出・制御・使用する総合的なバイオテクノロジーであり、私たちが目指す微細藻バイオリファイナリーはSDGsへの貢献が期待されてます。本雑誌は鮮やかなオールカラーで、巻頭グラビアには人気のある微細藻類の顕微鏡写真が歴代の出版論文数に応じて載っています。
本特集号の以下の執筆者は、私たち機能性バイオ共創コンソーシアムのメンバーです。
■ 巻頭グラビア
「藻類バイオ:微細藻類の魅力と実力─何の変哲もないクロレラを超オイル細胞にできる」
河野重行・細川聡子・大田修平
■ 特集
「総論:藻類バイオとは何か」細川聡子・河野重行
「ヘマトコッカス藻色素:アスタキサンチン」大田修平・河野重行
「有用新奇海洋微生物の探索:ラビリンチュラ」林雅弘・松田綾子
「酸性温泉に生息する微細藻イデユコゴメ類の研究系と産業利用ポテンシャル
─酸性温泉藻イデユコゴメ類:微細藻類の革新的な研究・開発系」宮城島進也
「動植物ハイブリッド細胞の創製への挑戦─細胞融合を介した異種ゲノム移植」青木遼太・松永幸大
[「みんなのミドリムシプロジェクト」で歩む藻類バイオ未来─市民と共に解決する地球課題]
石川まるみ・持田恵一・鈴木健吾
※表紙の画像をクリックすると特集の目次ページが閲覧できます。
⇒生物の科学 遺伝/株式会社NTSサイト
アグリバイオ「光合成微生物による有用物質生産」2021年9月号
北隆館の『アグリバイオ』で、JST/OPERAプロジェクト「低CO2と低環境負荷を実現する微細藻バイオリファイナリーの創出」関連の「光合成微生物による有用物質生産」が特集されています。私たちの「有用物質生産とバイオ燃料生産技術を統合し開発することで、コスト削減とバイオ燃料の早期実用化を目指す」取り組みこそ、まさに今求められているイノベーションです。国連のSDGsをはじめ、政府の「2050年までに温室効果ガス(GHG)の排出量実質ゼロ」の目標に向け、このプロジェクトの今後の進展に注目したいと紹介されています。
本特集号の以下の執筆者は、私たち機能性バイオ共創コンソーシアムのメンバーです。
■ 特集
「総論 藻類バイオとOPERAプロジェクト」 河野 重行
「ゲノム編集による単細胞性緑藻コッコミクサの油脂生産性の向上」 原山 重明・井出 曜子
「エルゴチオネイン生産能の高い藻類の探索」 大津 厳生
「温泉微細藻イデユコゴメ類の産業利用に向けた開発」 宮城島 進也・廣岡 俊亮
「微細藻類を用いたカロテノイドと脂肪酸の生産を目指して」 加藤 美砂子
「シアノバクテリアでの特殊脂肪酸の生産」 町田 峻太郎・鈴木 石根
■ Industrial Reports
「微細藻類ユーグレナの活用によるSDGs達成の可能性」 鈴木 健吾
「微細藻類由来の次世代化粧品原料のMAAs:マイコスポリン様アミノ酸」 中野 昌彦
「陸で海藻を育てる -海藻類陸上養殖の現状と展望-」 佐藤 陽一
⇒アグリバイオ/北隆館WEBサイト
書籍「東大×SDGs 先端知からみえてくる未来のカタチ」
山川出版社の「東大×SDGs 先端知からみえてくる未来のカタチ」(2021年4月刊行)でOPERAとSDGsの関りを紹介しています。
2050年に真のサスティナビリティを達成するために、残された猶予はあと10年。人類がめざすべき社会・経済のシステムチェンジとは?各分野のトップランナーらによる最先端プロジェクトからみえてくる2030→2050の道筋。東大が全学を上げてとりくむ代表的なSDGsプロジェクト87をわかりやすく紹介されています。OPERA機能性バイオとSDGsに関しては次の章で紹介しています。
Goal 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
「微細藻類からの次世代バイオ燃料で温室効果ガスを削減する!」三谷啓志ほか
⇒東大×SDGs 先端知からみえてくる未来のカタチ/山川出版社サイト