Event
第14回「機能性バイオ」ミニシンポ
微細藻類は地球を救えるか
―低CO2と低環境負荷を実現する微細藻バイオリファイナリーの創出―
第14回「機能性バイオ」ミニシンポは東京大学・安田講堂で開催され、参加者330名とオンサイトとしては最高の参加者数となりました。春めいた陽気にも誘われて、飛び入りの方々も多かったように思います。ご参加くださった皆様には厚く御礼申し上げます。
パリ協定の「2030年度GHG排出量を2013年度比46%削減」は待ったなしですが、私たちが実施したJST/OPERAプロジェクトでは、「低CO2と低環境負荷を実現する微細藻バイオリファイナリーの創出」を目指し、3,000株のライブラリーから選抜した微細藻類による、有用物質生産とバイオ燃料生産を統合しCO2削減に大きく貢献しています。
【講演内容】
温暖化による激甚災害や食糧危機を乗り越え、いかにしたら地球を救えるかという視点でユーグレナやクロレラなどの微細藻類の機能性研究を進め如何に社会実装すべきかなどについて、囚われない立場でご講演願います。また、今回のJST/OPERAプロジェクトの遂行に大きく貢献下さった研究者はもとより、大学人や企業人に大きな視点で今後の抱負を語っていただきます。
開催概要
日時:2024年3月27日(水)13:00~17:10
会場:東京大学・安田講堂
参加:無料、現地開催のみ(事前登録制)
主催:東京大学大学院 新領域創成科学研究科
共催:JST/OPERA機能性バイオ共創コンソーシアム
今回は本郷にある東京大学の安田講堂が会場です。12:30開場の予定です。
現地開催のみで、オンラインは実施しません。
参加には「事前登録」が必要ですが、この申込フォームへの記載がそれに代わります。
なお、安田講堂へのアクセスはこちらをご覧ください。
※ポスターはここからもPDFをダウンロードできます。
※フライヤーはここからも講演者紹介のPDFをダウンロードできます。
プログラム
【はじめに】(13:00~13:10)
ご挨拶
徳永朋祥(東京大学教授・新領域創成科学研究科長)
【基調講演】(13:10~13:40)
僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。
出雲 充(㈱ユーグレナ社長)
【招待講演】(13:40~14:40)
地球の表層環境の変遷:過去、現在、未来
田近英一(東京大学教授)
カーボンニュートラルに向かう世界:バイオマスへの期待
高村ゆかり(東京大学教授)
コーヒーブレイク(14:40~15:00)
【特別講演】(15:00~17:00)
バイオエコノミーな社会の実現に向けて:国際動向と日本の課題
松尾真紀子(東京大学特任准教授)
油脂生産性に優れた緑藻の選抜と選抜株の育種
原山重明(中央大学機構教授)
海藻類を陸で育てる技術開発と食糧・環境・エネルギー分野への貢献
佐藤陽一(理研食品㈱)
OPERAの狙い:とことんバイオリファイナリー
河野重行(東京大学名誉教授)
【おわりに】(17:00~17:10)
ポストOPERA:光合成ものづくりへの期待
三谷啓志(東京大学特任教授・JST/OPERA研究統括)
【交流会】(17:30~19:00)カポ・ペリカーノ(医学部1号館13F)(交流会は有料、予約受付のみ)
<事務局>
東京大学 新領域創成科学研究科
機能性バイオ共創コンソーシアム推進室
細川 聡子、狼 美保子、渋谷 恵理佳
<opera_algae@edu.k.u-tokyo.ac.jp>