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THE UNIVERSITY OF TOKYO

光合成解析センターResearch center for photosynthesis

活動報告写真

【目的】
本解析センターでは、包括的に光合成機能を解析するため、ガス交換・クロロフィル蛍光・P700酸化還元レベルの同時測定を行います。これらの解析から、CO2固定速度、気孔開度、光化学系Iや光化学系IIの電子伝達速度を生葉レベルで定量的に、しかも、非破壊的に解析することが可能である。また、複数の栽培環境における植物の表現型解析の支援も行います。

【実施内容】
活動報告写真 光合成反応は、光合成電子伝達によって光エネルギーを化学エネルギー(ATPとNADPH)に変換するプロセスと、カルビン・ベンソン回路によって、気孔を介して取り込んだCO2をRubiscoが固定し、糖やデンプンなどの炭水化物を生産するプロセスに大別することができます。このように、光エネルギー吸収、電子伝達反応、CO2の取り込み、そして、その後の代謝反応は密接に関連し、これらが調和して初めて高い光合成活性を実現することができると言えます。本解析センターでは、包括的に光合成機能を解析するため、ガス交換解析による炭酸固定速度・気孔コンダクタンス(気孔開度の指標)、クロロフィル蛍光解析とP700吸光解析によるPS IとPS IIの電子伝達速度を同時測定します。そして、515 nm のECS signal(P515)の変化から膜電位(ΔΨ)やH+勾配(ΔpH)、ATP合成酵素の活性等も別途解析することも可能です。
また、田野井 慶太朗 教授との共同研究によって、放射性同位元素(14CO2)を用いた光合成産物の動態を可視化することも可能です。
さらに、複数の栽培環境における植物の表現型解析の支援も行うこともできます。たとえば、新規因子を見つけたにも関わらず、なかなか表現型が出ない場合には、本解析センターにおいて、複数の環境条件で栽培し、表現型を評価することも可能です。 お気軽にお問合せください。

東京大学

〒188-0002
東京都西東京市緑町1-1-1
東京大学 大学院農学生命科学研究科
附属生態調和農学機構
<研究室へのアクセス>

yamori(a)g.ecc.u-tokyo.ac.jp
(a)を@に変更してください。