略歴
東京大学在学時は、小宮山眞教授指導のもと学士研究として、触媒作用を持つDNAの研究を行う。
修士・博士課程では、東京大学大学院にて菅裕明教授の指導のもと、遺伝暗号の改変およびそれを利用した環状ペプチドライブラリーのスクリーニング研究を行った。
博士研究員および日本学術振興会海外特別研究員として、The Scripps Research InstituteのThomas Kodadek博士の研究室で、コンビナトリアルケミストリーの研究およびその血液がん関連標的への応用に携わる。
2015年3月より山東研究室に参画した。現在は、細胞内タンパク質を標的とする中分子性薬剤の合理的設計手法の確立に取り組んでいる。また、こうした中分子の生体応用の実現へ向けて、分子の構造と生体膜透過性の関係を明らかにするための研究にも取り組んでいる。
プチ自己紹介
好きな分子:シクロスポリン(こんなに大きい分子が細胞の中に入れるなんて!?)、SAM riboswitch (構造がかっこいい)
一度でいいからやってみたい:科学番組のナレーション
(くだらない)自慢:歩くのが速い。
科学とは・・・:知的興奮の源
学歴
2007年 東京大学工学部化学生命工学科 学士
2009年 東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻 修士
2012年 東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻 博士(工学)
職歴
2009年4月〜2012年3月 日本学術振興会特別研究員(DC1)
2012年3月〜2013年3月 The Scripps Research Institute, Research Associate
2013年4月〜2015年3月 日本学術振興会海外特別研究員(The Scripps Research Institute)
2015年3月〜2020年5月 東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻 助教
2020年5月〜 現職
2021年10月〜2022年3月 さきがけ研究員(兼任)
受賞等
2021年9月 日本ペプチド学会 奨励賞
2021年3月 日本化学会第101春季年会 若い世代の特別公演証
2019年9月 第13回バイオ関連化学シンポジウム 講演賞
2018年3月 日本化学会第98春季年会 優秀講演賞(学術)
2012年3月 日本化学会第92春季年会 学生講演賞
2012年3月 日本化学会第92春季年会 ATP注目ポスター賞
2010年12月 5th International Peptide Symposium ポスター賞
2010年9月 日本化学会生体機能関連化学部会第25回若手フォーラム ポスター賞
研究費
以下の科研費を頂き研究させていただいております。この場を借りて御礼申し上げます。
(代表のもののみ記載)
科研費 基盤B (2023–2026年度)
JSTさきがけ「原子・分子の自在配列と特性・機能」 (2021–2024年度)
上原記念生命科学財団 研究奨励金 (2020年度)
AMED 創薬基盤推進研究事業 医薬品の革新的デザイン技術の創出(令和1–3年度)
科研費 若手 (平成31年度-令和2年度)
科研費 若手研究B (平成29-30年度)
海外特別研究員奨励費 (平成25-27年度)
特別研究員奨励費 (平成21-24年度)
招待講演・依頼講演
2023年7月25日 「生体適合化学の進歩」インタラクティブフォーラム(ABC-InFO)
2023年7月12日 ELSIセミナー
2023年3月21日 第5回 ACE meeting
2022年12月3日 第20回 スクリプス会
2021年10月16日 有機合成化学協会 学生シンポジウム ―地上の星を探せー
2021年7月2日 LiHub第9回創薬塾
2021年2月25日 Online Peptoid Symposia
2020年3月27日 日本薬学会第140年会 フォルダマーの魅力
2020年12月7日 GTR Chemistry Workshop 2020
2020年9月18日 第69回高分子討論会
2020年2月17日 4th ETH Zurich - The University of Tokyo Strategic Partmnership Symposium: Innovations in Chemical Biology
発表論文
ORCID
researchmap
著書
受動的に膜を透過するペプチドとペプトイド
「実験医学」2020年1月号
" ペプチド模倣物質による新しい中分子創薬 "
月刊「化学」2020年7月号, 31頁