環境動態解析をキーワードに、水や土壌中の主要・微量無機元素の分析や、有害物質の環境動態の評価に取り組んでいます。
水道水や井戸水、農業用水などの水質調査を行い、元素濃度分布や水質特性から水資源の特徴を読み解こうとしています。また、近年 環境問題に加わったマイクロプラスチックについて、迅速な分析方法の開発と発生源の解明を行っています。
福島第一原子力発電所事故(2011年)を受けて、環境中に放出された放射性物質の動態に着目しています。特に、調査の重点を帰還困難区域内に置き、放射能の経年変化から将来を予測する研究に従事しています。
6価クロムやヒ素などの重金属類による地下水・土壌汚染に着目し、様々な分析手法を活用し、環境中での挙動解明や汚染メカニズム、環境汚染の修復に役立つ知見を探究しています。
実際に汚染が生じている場所について、フィールドワークと詳細な測定を継続的に行い、汚染実態調査から汚染原因の探索と汚染発生メカニズムの解明を目指しています。