文理の垣根をなくし、化学実験体験および学生の積極的な議論を目的とした実習授業を開講しています。
私たちの生活にとても身近な存在の「水」を科学的に分析して考える集中講義です。キャンパス内の各建物や日本各地の水道水、世界各国のミネラルウォーター、井戸水などを題材に、「水」というテーマの中から学生自らが課題を見つけ、実験を計画、分析試料を選択・採取、実験・考察を遂行します。最終日には、学生同士のピアレビューを取り入れたプレゼンテーションを行い、結果や考察に対する理解を深め議論できる場を設けています。本実習を通して、学生は研究プロセスを体験し、研究の設計や進め方について理解を深めます。
毎年、様々なリソースを提供し、教員の徹底したサポートにより、学生自身が実験プロジェクトを自由に探究できるようになり、好評を得ています。
実習授業「身近な環境化学実習」のテキストを作成しました。実習の概要、実験ノートの書き方、水質調査で使用する簡易分析パックテストや定量分析の説明、プレゼン資料の作り方、過去の実験データや考察に使用できる参考資料など、水や実習に関する内容を収録しています。2020年12月発行。
授業の取り組みを紹介する冊子を2021年3月に発行しました。こちらからご覧いただけます。
福島県内の小・中・高等学校、子育て世代、NPO団体での放射線に関する授業や勉強会を実施しています。
消費者庁/福島県主催「食と放射能に関する説明会」講師。
高校生と一緒に水質調査を行い、自分たちが住んでいる地域の水道水や湧水が他地域とどう違うのかを研究するプロジェクトを指導しています。