食と生命(Food for Life)は、海外のグローバル食品企業であるネスレ(スイス)の寄付により、2009年の6月に誕生した新しい研究室です。ライフステージの全てに渡って生活の質を高めるための「食」のあり方について、現在10数人のメンバーによって様々な切り口からの研究が進められています。総括プロジェクト機構に所属する部局横断的な研究室ですので、他の研究科の教員にも協力を仰いでいます。ネスレリサーチセンターからの客員の教授も加わり、またゼミの大部分は英語で行うなど、実質的にもインターナショナルな研究室となっています。
本寄付講座は“食”を共通の背景とした8 つのプラットホーム、すなわち①疫学とインフォマティクス、②メタボリックシンドロームと機能性食品、③感覚および摂取受容の科学、④脳科学と認知、⑤小児科学と食育、⑥老人科学と長寿、⑦食品安全と毒性科学、⑧運動科学とロボティクスを研究の柱としています。1
東京大学総括プロジェクト機構
総括寄付講座「食と生命」
特任教授 加藤久典