バイオミネラルゼミ


次回セミナー予定
2016年6月20日(月)17:00-18:30 東京大学理学部1号館336号室
竹内猛(沖縄科学技術大学院大学研究員、東大理学系客員研究員)
ゲノムから探る軟体動物・腕足動物の貝殻形成の進化

要旨:軟体動物門と腕足動物門はともに 冠輪動物に属し、両者には結晶化した貝殻をもつグループが含まれる。これらの動物の貝殻形成機 構の分子レベルでの共通性の有無を検証するために、本研究では、全ゲノム情報が利用可能な腕足動物シャミセンガイ(Lingula anatina)の 貝殻プロテオーム解析を行い、他の軟体動物や腕足動物の貝殻プロテオームとの比較を行った。シャミセンガイを含むLinguliformeaの貝殻 はリン酸カルシウムで構成されている点で、炭酸カルシウムからなる他の腕足類や軟体動物の貝殻と異なる。貝殻に含まれる有機基質タン パク質(SOMPs: Shell Organic Matrix Proteins)の比較により、シャミセンガイのSOMPsのレパートリーは他の腕足類や二枚貝のSOMPsとは 大きく異なることがわかった。たとえば、シャミセンガイSOMPsには他のバイオミネラル中には見られない、EGFドメインを有するコラーゲ ンタンパク質が存在する。一方で、細胞外マトリックスタンパク質に一般的なVWAドメインといった機能配列や、部分的なアミノ酸の繰り返 し構造は、各動物のSOMPsに共通して存在する。このことは、類似した機能を持った分子が、それぞれの系統において独立に貝殻形成に関与 するようになったことを示唆している。
第10回バイオミネラリゼーションワークショップを開催します。
  • 日時:2015年12月6日(日)10:00-18:00
  • 場所:東京大学理学部小柴ホール 東京都文京区本郷7-3-1
    交通:交通:「東大前」駅、徒歩10分、「根津」駅、徒歩10分、「本郷三丁目」駅、徒歩15分

  • アンケートのご協力ありがとうございました。2011年のアンケート結果はこちらでご覧になれます。     

お知らせ
バイオミネラリゼーション分野の国際学会であるBIOMIN XIII (2015)が2015年9月14-17日にスペインのグラナダで開催されます。開催場所の情報は以下のサイトをご覧ください。    
http://www.parqueciencias.com/comun/galerias/galeriaDescargas/parqueciencias/informacion_multilingue/triptico_Parque_de_las _Ciencias_ingles.pdf
バイオミネラリゼーションセミナーでは幅広い分野の方に発表頂くため、自薦、他薦を問わず広く発表者を募集しております。    
学会等でバイオミネラルに関連する研究をやっておられる方を見かけ、是非セミナーで発表して頂きたいなどご要望がありましたら、世話人までご連絡ください。

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