OB・OGの声
大学院
木下 仁志 2020年度修士修了
Q1.研究室を選んだ理由は何ですか?
大学院での研究テーマを具体化しかねていた私は、どのような研究に対しても的確なアドバイスをくださる松本先生がいらっしゃる農業史研究室を選びました。卒業論文ゼミの際にも、(歴史学にとどまらない)多岐にわたる研究テーマをもつ学生に対する松本先生の的確な指導力を目の当たりにし、また先生の大らかで温和なお人柄に触れていたことも、大きな決め手となりました。
Q2.授業・ゼミはどうでしたか?
戸石先生の担当されたテキスト輪読ゼミでは、日本にこだわらずアジア各地の農村社会・地域社会について広く学び、難解なテキストでも、終始和やかな雰囲気の中でじっくりと理解を深めてゆくことができました。論文指導ゼミでは、その時々の悩みを解決することに主眼を置いてご指導くださり、論文完成に向けて着実に前進してゆくことができました。授業は楽しく充実しており、毎週楽しみにしていました。
Q3.修士論文はどうでしたか?
地元の街で酒造業が身近であったことがきっかけで、卒業論文から引き続き、近代日本社会における酒造業を研究テーマに選びました。大学院ではより地域社会に密着した酒造家の姿を追いたいと考え、幸運にも良い史料にめぐり会うことができました。執筆にあたっては、特に論文の構成について悩むことが多くありましたが、松本先生からゼミごとに親身なご指導のおかげで、無事に完成にこぎつけることができました。
Q4.大学院の試験準備はどうしましたか?
学部の授業で飼養された市販の教科書と過去問を中心として、経済学一般や農業経済学に関する基礎的な知識をしっかり身に着けることを主眼に置いて勉強しました。英語の試験の方も、本番一発勝負であるため、こちらも手を抜かず、量をこなして問題形式に慣れるよう心がけました。
Q5.大学院生活はどうでしたか?
農業・資源経済学専攻の大学院生は、いずれかの院生専用室で個別の作業用デスクと本棚が与えられ、ゆったりとしたスペースで自習や研究を進めることができました。同室には留学生や他の研究室の人、博士課程の先輩などもいるため、日本語・英語の両方で、たわいのない会話をしたり、先輩からアドバイスをいただいたり、様々な議論をしたりして、学部時代よりアカデミックな時間を過ごすことができました。
Q6.大学院で思い出に残ったことは何ですか?
農学部だけにこもらず、興味の赴くままに出席していた経済学部の授業で、友人や先輩・先生方との良い出会いがあったことです。研究や人生について、ゼミや飲み会などを通じて、語らい考える機会を多く持つことができました。また、時間に余裕があるときに国内外の様々な地域に旅行し見聞を広めることができたのも、かけがえのない思い出となりました。
学部
準備中。