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「白糸」は 赤門近くの古くからある焼鳥屋さんで、
「ロシアンルーレットお茶漬け」(注)が有名です。
院試激励会では、新人が「ロシアンルーレットお茶漬け」を食べる特典があり、
ここ4~5年、研究室の恒例行事となっています。
今回は、卒論生3人とドイツからの留学生 Helge君が挑戦しました。
「ロシアンルーレットお茶漬け」の混ぜる前の状貌。
どんぶりの渕に見えるワサビと底に埋まっているワサビの量は相関関係はありません。
当たらなくてよかったという笑顔。
当たらなくて当然という自信顔。
混ぜた色を見て、これが当たり です。でも、平然と食べている人。
(今回のは、隠れていたワサビの量がすくなかったようです。)
(注)
1982年頃、理学部植物学教室の大隅先生の酵母グループは、夜、実験が終わると、しばしば「白糸」に行きビールを飲んだあと、「ロシアンルーレットお茶漬け」なるものを皆で食べました。大隅先生が、ご主人に「いつものお茶漬け!」と注文するとテーブルの4~5人の前にお茶漬けのどんぶりが運ばれてきます。どんぶりを上から見ると、少量のワサビが載っているのですがが、その量とは関係なく、一つだけどんぶりの底に大量のワサビが埋没しているものが含まれているというのがロシアンルーレットの言われです。各人は、まず、じっと上から眺めて、自分のどんぶりを選んだ後、皆、一斉に、お箸で撹拌すると、一つだけお茶の色が鮮やかな緑色に変わるという危険なものでした。不思議なことに、大隅先生は当たっことはほとんどなく、辛いのが苦手という人が何度も涙を流しながら食べる光景が繰り広げられました。
ケンブリッジには、いつも夜遅くまで大勢の学生や研究者でにぎわっている古いパブ、イーグル(Eagle )があります。ここは、1953年、ワトソンとクリックがここではじめてDNAの二重らせん構造について提唱したことで有名な店です。
大隅先生は、昨年のノーベル賞受賞の最有力候補と新聞でも報道されたようにオートファジーのパイオニアですので、来年は、「白糸」が本郷のイーグルとなっているかもしれません。
二次会では、Helge君の叔父さんの手造り? のバースデー ウイスキーで盛り上がりました。
誕生日プレゼントのワンピースのフィギュアをもらって にっこりの Helge君。