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物性セミナー/2024-10-25

2024年 冬学期 第2回 物性セミナー

 講師 押川 正毅 氏 (東大物性研究所)

 題目 トポロジカル相とは何か

 日時 2024年 10月 25日(金) 午後4時50分-6時15分程度

 場所 16号館 827 およびオンライン

オンラインで参加される方へ:

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アブストラクト

物質の相の分類は物性物理学の重要な課題であり、「対称性の自発的破れ」および「(局所的)秩序パラメータ」の概念に基づく系統的な理解が発展した。この枠組みは、現在ではしばしば「ランダウ・パラダイム」と呼ばれる。しかし、量子ホール効果の発見、さらに量子ホール状態などの量子状態が位相的場の理論で記述されることから、ランダウ・パラダイムの枠外にある量子相の存在が認識されるようになった。このような量子相を総称して「トポロジカル相」と呼ぶ。本講演では、トポロジカル相の「トポロジカル秩序相」と「対称性によって守られたトポロジカル相 (Symmetry-Protected Topological相、SPT相)」について、共通点やその差異について歴史的な発展も含め概観する。上述のように、トポロジカル相はそもそも従来型の対称性の自発的破れの枠組みから外れるものであるが、トポロジカル相の一部は、対称性の自発的破れの概念を拡張することによって記述できる。このことは、これまでに様々な文脈で指摘されていたが、最近になって再び注目を集めている。

宣伝用ビラ

KMB20241025.pdf(141)

物性セミナーのページ

http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/KMBseminar/wiki.cgi/BusseiSeminar

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最終更新時間:2024年10月16日 11時40分09秒