2016年 夏学期 第5回 物性セミナー
講師 池田 昌司 氏(東大総合文化)
題目 ガウスコア模型とガラス転移の平均場描像
日時 2016年 6月 30日(木) 午後4時50分 今シリーズは木曜日が定例日となります
場所 16号館 827
アブストラクト
液体を急速に冷却すると、結晶化せず、乱れた構造のまま凍結してしまう。これがガラス転移だ。人類のガラスの利用史はエジプト時代にまでさかのぼるが、ガラス転移の物理的な理解は極めて未熟と言わざるを得ない。相転移現象の研究では、まずその平均場理論を考えることが標準的な出発点であろう。ごく近年になって、ガラス転移についても、この方向での研究が活発になってきた。本セミナーでは、ガウスコア模型という平均場に近い模型に関する私自身の研究成果を紹介し、ガラス転移の平均場的理解の現在地についてお話したい。
宣伝用ビラ
KMB20160630.pdf(189)
物性セミナーのページ
http://huku.c.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/FSwiki/wiki.cgi/BusseiSeminar
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最終更新時間:2016年06月27日 16時16分00秒