2007年 冬学期 第4回 物性セミナー
講師 鈴木 正 氏(青山学院大学理工学部)
題目 量子アニーリングとシミュレーティッドアニーリング
日時 2007年 12月 7日(金) 午後4時30分
場所 16号館 827
アブストラクト
量子アニーリングは量子力学を用いた乱れた古典系の最適化法(基底状態探索法)の一つです。量子情報の分野では量子断熱計算とも呼ばれています。この最適化法は量子系のダイナミクスという観点において、量子力学、統計力学の理論的関心を集めています。また、ある種のノイズに強い量子計算のアルゴリズムとして実験的も注目されいます。我々は量子アニーリングの熱力学極限における性質を古典的なシミュレーティッド・アニーリングのそれと比較し、前者が優れていることを明らかにしました。セミナーでは量子アニーリングの原理と研究の背景を概観し、我々の最近の研究成果を紹介します。
宣伝用PDFビラ
2007-1207.pdf(694)
物性セミナーのページ
http://huku.c.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/FSwiki/wiki.cgi/BusseiSeminar
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最終更新時間:2007年12月03日 11時12分34秒