<< | 2023-12 | >> | ||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
2023-12-20
2023年 冬学期 第5回 物性セミナー
講師 坂田 綾香 氏(統計数理研)
題目 グラフィカルモデルを用いた確率推論の回帰問題における展開
日時 2023年 12月 20日 【水】 午後4時50分ー6時15分前後 (注)いつもと違う曜日
場所 16号館 829およびオンライン (注)今期はいつもの827ではなく、829です
オンラインで参加される方へ:
・オンライン参加の方へ:物性セミナーMLに登録されている方は、セミナー案内メールでZoomアドレスを通知します。登録のない方は、以下で予め登録をお願いします。(自動的に物性セミナーMLへ登録されます。)
登録フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdT67ZsTDiKsvutP59tY4tOUlx4WTInMKkTQIGWLqYCrPAQKA/viewform
アブストラクト
グラフィカルモデルとは確率モデルの一つで、指数型分布族を表現することができる。グラフ表現を用いることで効率的な推論やアルゴリズムの構築が可能となる。特に、グラフィカルモデル上で定義される確率伝搬法と呼ばれるアルゴリズムは、統計力学におけるベーテ近似と対応することが知られる。本講演では特に、確率伝搬法を用いた予測誤差評価法を紹介する。予測誤差は一般に未知データの元で定義されるが、グラフ構造やグラフ上で定義される関数を微小変化させることで予測誤差を推定できることを示す。
参考文献
[1] Obuchi & Sakata, Journal of Physics A: Mathematical and Theoretical (2019).
[2] Sakata, Journal of Physics A: Mathematical and Theoretical (2023).
宣伝用ビラ
KMB20231220.pdf(61)
物性セミナーのページ
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/KMBseminar/wiki.cgi/BusseiSeminar
2023-12-15
2023年 冬学期 第4回 物性セミナー
講師 北野 政明 氏 (東工大 国際先駆研究機構)
題目 量子物質を利用した低温での分子活性化
日時 2023年 12月 15日(金) 午後4時50分-6時15分前後
場所 場所 16号館 829およびオンライン (注)今期はいつもの827ではなく、829です
オンラインで参加される方へ:
・オンライン参加の方へ:物性セミナーMLに登録されている方は、セミナー案内メールでZoomアドレスを通知します。登録のない方は、以下で予め登録をお願いします。(自動的に物性セミナーMLへ登録されます。)
登録フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdT67ZsTDiKsvutP59tY4tOUlx4WTInMKkTQIGWLqYCrPAQKA/viewform
アブストラクト
電子化物やトポロジカル絶縁体などの量子物質は、特異な電子状態を有するため新しい機能性材料として注目されている。本講演では、これら量子物質を触媒として利用し、窒素分子の活性化によるアンモニア合成や尿素誘導体合成などに応用した例について紹介する[1-5]。また、量子物質に限らず固体材料中に生じる電子を直接的または間接的に使いこなすことで、低温で化学反応を促進する例についても例についても紹介する。
1. M. Kitano, et al. Nature Chem., 4, 934-940 (2012).
2. M. Kitano, et al. J. Am. Chem. Soc. 141, 20344−20353 (2019).
3. Y. Jiang, and M. Kitano et al., J. Am. Chem. Soc. 145, 10669-10680 (2023).
4. J. Li, and M. Kitano et al., Sci. Adv. 9, eadh9104 (2023).
5. Z. Zhang, and M. Kitano et al. J. Am. Chem. Soc. 145, 24482-24485 (2023).
宣伝用ビラ
KMB20231215.pdf(35)
物性セミナーのページ
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/KMBseminar/wiki.cgi/BusseiSeminar
2023-12-8
2023年 冬学期 第3回 物性セミナー
講師 竹森 那由多 氏(大阪大学, 量子情報・量子生命研究センター)
題目 準結晶超伝導の理論的研究
日時 2023年 12月 8日(金) 午後4時50分-6時15分前後
場所 16号館 829およびオンライン (注)今期はいつもの827ではなく、829です
オンラインで参加される方へ:
・オンライン参加の方へ:物性セミナーMLに登録されている方は、セミナー案内メールでZoomアドレスを通知します。登録のない方は、以下で予め登録をお願いします。(自動的に物性セミナーMLへ登録されます。)
登録フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdT67ZsTDiKsvutP59tY4tOUlx4WTInMKkTQIGWLqYCrPAQKA/viewform
アブストラクト
2018 年に、Al-Mg-Zn 準結晶でバルクの超伝導が発現することが発見され、電子比熱の温度依存性はBCS 理論による計算結果と矛盾しないことが明らかにされた[1]。並進対称性のない系における弱結合超伝導は非自明な問題であり、超伝導状態の発現機構および特性の解明が求められている。本講演では、BdG平均場理論や実空間動的平均場理論を用いた、準周期系における超伝導に関する理論的研究 [2,3] について概説する。特に、周期系におけるBCS超伝導から逸脱した、有限重心運動量を持つクーパー対によって形成される非BCS型の弱結合超伝導について議論する。この現象の帰結として、電磁気応答を考慮した場合に、常磁性電流は印加されたベクトルポテンシャルに垂直な方向にも流れることがあり、絶対零度でも有限となること[4-6]を示す。このような現象はFFLO超伝導状態でも原理的に実現できるが、準周期系では磁場の適切な調整は不要であり、実験的なアクセスが容易である。
[1] K. Kamiya, et al., Nat. Commun. 9 154 (2018).
[2] S. Sakai, N. Takemori, A. Koga and R. Arita, Phys. Rev. B 95 024509 (2017).
[3] N. Takemori, R. Arita and S. Sakai, Phys. Rev. B 102 115108 (2020).
[4] Y. Zhang, et al., Sci. China Phys. Mech. Astron. 65 287411 (2022).
[5] T. Fukushima, N. Takemori, S. Sakai, M. Ichioka, A. Jagannathan, J. Phys.: Conf. Ser. 2461 012014 (2023).
[6] T. Fukushima, N.Takemori, S. Sakai, M. Ichioka and A. Jagannathan, Phys. Rev. Res. 5, 043164 (2023).
宣伝用ビラ
KMB20231208.pdf(69)
物性セミナーのページ
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/KMBseminar/wiki.cgi/BusseiSeminar