日時 | 2011年10月12日(水)、13日(木)、14日(金) |
会場 | 日本学術会議(東京都港区六本木7-22-34) |
主催 | 日本学術会議 土木工学・建築学委員会 |
共催 | 安全工学会、地盤工学会、土木学会、日本機械学会、日本建築学会* 日本航空宇宙学会、日本材料学会、日本船舶海洋工学会 (印*:幹事学会) |
後援 | 危険物保安技術協会、計測自動制御学会、資源・素材学会、自動車技術会、精密工学会、日本化学会、日本火災学会、日本風工学会、日本金属学会、日本コンクリート工学協会、日本高圧力技術協会、日本鋼構造協会、日本原子力学会、日本材料強度学会、日本地震工学会、日本信頼性学会、日本損害保険協会、日本鉄鋼協会、日本人間工学会、日本非破壊検査協会、日本複合材料学会、日本雪工学会、日本溶接協会、腐食防食協会、溶接学会 |
開催概要
基調講演
日時 | 場所 | 講演者 | 講演タイトル |
10月12日(水) 13時〜14時 |
1階講堂 | Dr. Robin K. McGuire | Performance-Based Design as a Tool for Seismic Risk Management (地震リスクマネージメントのツールとしての性能設計) |
10月13日(木) 13時〜14時 |
1階講堂 | Prof. Yakov Ben-Haim | Model-Based Planning for an Uncertain Future: An Info-Gap Approach (不確実な将来のためのモデルベース計画:インフォ・ギャップ理論) |
所属:
Fugro Consultants, Inc., Boulder, Colorado, USA (Founder of Risk Engineering, Inc.)
主な著書:
1) Robin K. McGuire (2004): EERI Monograph Seismic Hazard and Risk Analysis, Earthquake Engineering Research Institute.
<Prof. Yakov Ben-Haimのプロフィール>
所属:
Yitzhak Moda'i Chair in Technology and Economics, Faculty of Mechanical Engineering, Technion-Israel Institute of Technology, Haifa, Israel
主な著書:
1) Yakov Ben-Haim (2006): Info-Gap Decision Theory: Decisions Under Severe Uncertainty, 2nd edition, Academic Press.
2) Yakov Ben-Haim (2010): Info-Gap Economics: An Operational Introduction, Palgrave-Macmillan.
パネルディスカッション(緊急企画)
日時 | 2011年10月13日(木)14時15分〜17時30分 |
場所 | 1階講堂 |
タイトル | 「数千年に一度の事象に対する巨大複雑システムの安全性確保について」 |
パネリスト(発表順) | 高橋智幸(関西大学社会安全学部 教授) 瀧口克己(東京工業大学名誉教授) 長岡栄(電子航法研究所・東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科 客員教授) 野口和彦(三菱総合研究所 研究理事) 河本洋(文部科学省科学技術政策研究所・大阪大学大学院工学研究科 特任教授) |
主旨 | 3月11日に東日本を襲った地震と津波は,被災地に大きな爪痕を残したのみならず,一時原子炉の冷却不能に陥った福島第一原子力発電所では水素爆発による放射性物質の放出が発生し,その収束への工程はいまだ明確になっていない。工学に携わる者としては,このような大きな被害に対し「想定外」の一言で片付けるのではなく,教訓を十分生かすことが必要である。 特に現代工学では,原子力発電所のみならず都市やプラント,航空など巨大複雑システムの安全性を取り扱っており,今回の震災から浮かび上がるシステムの設計・運用に関する課題について専門領域を越えて幅広い議論をすることは大変有意義と考えられる。 そこで,本PDでは,今回の震災を現段階で総括すると共に,問題点を共有し,低頻度ながら甚大な被害をもたらす可能性のある巨大複雑システムの安全性確保の考え方について,これまでの,部品レベル・個別の機械レベルの要素単位にブレークダウンする工学的アプローチや,ある部分が破損してもシステム全体としてそれを補うフェイルセーフやロバストネス,レジリアンス等の考え方を検証すると共に,これからあるべき方法論について,総合的なリスクの視点も含め議論する。 |
総合司会 | 高田毅士(東京大学大学院工学系研究科 教授・JCOSSAR2011運営委員会委員長) |
プログラム | 14:25〜14:40 主旨説明 高田毅士(前掲) 14:40〜15:30 パネリスト話題提供(1人あたり10分) 15:30〜15:45 休憩 14:45〜17:20 討論 17:20〜17:30 まとめ 高田毅士(前掲) |
懇親会
日時:2011年10月13日(木)18時〜
場所:乃木会館
会費:5000円(予定)
場所:乃木会館
会費:5000円(予定)
オーガナイズドセッション
セッション番号 | セッション名 | オーガナイザー |
OS1 | リスクマネジメントの新展開と安全文化 | 福田隆文(長岡技術科学大学)、関根和喜(横浜国立大学) |
OS2 | 事故調査のありかたについて | 松岡猛(宇都宮大学) |
OS3 | 地盤工学におけるリスクと信頼性評価 | 西村伸一(岡山大)、笠間清伸(九州大) |
OS4 | 試験・観測データの有効活用とモデリング | 鈴木誠(清水建設)、本多眞(清水建設)、糸井達哉(東京大) |
OS5 | 社会インフラのリスク管理(建設から維持管理まで) | 広兼道幸(関西大)、大幢勝利(労働安全衛生総合研究所) |
OS6 | 土木における安心・安全論と確率技術の応用 | 井面仁志(香川大)、吉田郁政(東京都市大)、香月智(防衛大)、北原武嗣(関東学大) |
OS7 | エネルギー機器の健全性と信頼性の評価 | 笠原直人(東京大) |
OS8 | 荷重抵抗係数設計(LRFD)法の現状と新展開 | 佐々木哲也(労働安全衛生総合研究所)、浅山泰(原子力機構)、酒井信介(東京大) |
OS9 | 原子力機器の耐震裕度評価の取り組み | 森下正樹(原子力機構)、古屋治(東京都市大) |
OS10 | 構造物の性能設計への展開 | 森保宏(名古屋大)、樫村俊也(竹中工務店) |
OS11 | リスクコミュニケーションの現状と課題 | 中村孝明(篠塚研究所)、平田京子(日本女子大) |
OS12 | 地震ハザードマップの工学的利用 | 福島誠一郎(東電設計)、田村良一(篠塚研究所) |
OS13 | 構造物のフラジリティ評価 | 小檜山雅之(慶応義塾大)、大鳥靖樹(電力中央研究所) |
OS14 | 高度シミュレーション技術の応用 | 丸山收(東京都市大)、松保重之(阿南高専) |
OS15 | 構造物のヘルスモニタリング | 斎藤知生(清水建設) |
OS16 | 地震リスクマネジメント | 坂本成弘(大成建設)、佐藤一郎(東京海上日動リスクコンサルティング) |
OS17 | 構造ロバストネスの新展開 | 竹脇出(京都大)、伊藤拓海(東京理科大) |
OS18 | 航空宇宙システムの構造・材料における強度信頼性 | 末益博志(上智大)、小笠原俊夫(宇宙航空研究開発機構) |
OS19 | 材料および機械構造物の安全性・信頼性 | 白木渡(香川大)、中易秀敏(甲南大)、上野明(立命館大)、倉敷哲生(大阪大)、花木聡(兵庫県立大) |
OS20 | 浮体構造物および洋上機器のリスク評価 | 鈴木英之(東京大) |
OS21 | SLAと規則開発 | 山本規雄(日本海事協会研究センター) |
運営委員会委員(予定、2011年1月現在)
委員長 | 高田毅士(東京大学、日本建築学会) |
副委員長 | 吉川暢宏(東京大学、日本機械学会) 鈴木英之(東京大学、日本船舶海洋工学会) |
委員(順不同) | 佐藤吉信(東京海洋大学、安全工学会) 澁谷忠弘(横浜国立大学、安全工学会) 西村伸一(岡山大学、地盤工学会) 鈴木 誠(清水建設、地盤工学会) 香月 智(防衛大学校、土木学会) 北原武嗣(関東学院大学、土木学会) 佐々木哲也(労働安全衛生総合研究所、日本機械学会) 糸井達哉(東京大学、日本建築学会) 坂本成弘(大成建設、日本建築学会) 高橋 徹(千葉大学、日本建築学会) 森 保宏(名古屋大学、日本建築学会) 小笠原俊夫(宇宙航空研究開発機構、日本航空宇宙学会) 末益博志(上智大学、日本航空宇宙学会) 中易秀敏(甲南大学、日本材料学会) 白木 渡(香川大学、日本材料学会) 山本規雄(日本海事協会研究センター、日本船舶海洋工学会) |