はじめに

「生物有機化学」は、生命現象にかかわる生理活性物質を同定し、それら物質を通して生物の仕組みを解明する学問領域として発展し、多くの優れた研究成果を残してきました。生物のゲノム解読やゲノムの人為的改変が容易になった現在、ゲノムと生命現象との間を結ぶ物質レベルでの生命現象の理解が大きなブラックボックスとして残されてきており、本学問領域の重要性が益々増加してきています。当研究室では、従来の生物有機化学的な研究手法に加え、最先端のゲノム解析・改変技術や、ライブイメージング、構造生物学、計算機シミュレーション等の最新技術を取り入れた新しい「生物有機化学」を展開しています。
扱う生命現象のキーワードは、細胞間コミュニケーションです。地球上の多種多様な生物は、相互に干渉しつつも各々独自のアイデンティティーを保ち進化を続けています。各々の生物・細胞がどの様にして自己と非自己を識別しているのか、どの様にして多様性を担保しつつ種を維持しているのか、どの様にして異種生物と対峙しているのか、といった生物の基本的仕組みを分子レベルで明らかにしようとしています。また、こうした基礎研究を通じて、食糧問題、エネルギー問題、環境問題等に貢献することを目指しています。
当研究室は、平成28年10月に高山教授が着任し、平成29年4月からは専門を異にする特任准教授、助教、特任研究員、技術専門員らが加わった新体制で本格スタートしました。特に、植物を材料とした細胞間コミュニケーションの仕組みの解明を強化する計画です。生物の根本的仕組みを、私たちと一緒に、最先端の多角的アプローチを駆使して解明してみませんか?研究・実験に没頭してみたいひと、様々な研究手法を身につけ自分の可能性を拡げたいひと、歓迎します。

Access / Contact

〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
東京大学大学院 農学生命科学研究科
応用生命化学専攻 生物有機化学研究室
東京大学弥生キャンパス 農学部2号館 3階 318号室

1-1-1 Yayoi, Bunkyo-ku, Tokyo 113-8657, Japan
Laboratory of Bioorganic Chemistry
Graduate School of Agriculture and Life Sciences
The University of Tokyo

◆高山誠司 教授 / Prof. Seiji Takayama

電話:03-5841-5132 / +81-3-5841-5132

メール:a-taka@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp

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