東京大学教養学部英語部会は、教養学部において行われている教養教育のうち、主に前期課程(学部1、2年次)英語教育を担う組織です。

教養学部前期課程で開講されている科目には、英語1列(英語 I )、英語2列(英語 II )、国際コミュニケーション等がありますが、このうち英語1列4単位、英語2列6単位の、計10単位が前期課程の必修単位となっています(ただし、文科三類については「英語演習」を含む12単位)。
英語 I では、統一教材(教科書、ワークシート、ヴィデオ等)による授業と、統一試験による成績評価が行われています。統一教科書については、「出版物」のページをご覧下さい。
英語 II は、Reading(R)、Presentation(P)、Comprehension(C)の三つの授業を配し、R、P、Cのすべてを必修とする少人数授業です。このほか、文科三類の学生を対象にしたReadingの必修授業(英語演習)があります。
なお、2008年度夏学期から、理系(理科一類、理科二類、理科三類)の全学生を対象にした、ALESS(Active Learning of
English for Science Students) http://aless.ecc.u-tokyo.ac.jp/がスタートしました。これは1クラス平均15名の少人数クラスで、英語のネイティヴ・スピーカーが、統一カリキュラム、統一教材を使ってAcademic
Writing を教えるプログラムで、必修のPの授業に充当されます。
選択科目の国際コミュニケーションには、Writing(W)、Listening & Speaking(LS)、Reading(R)の授業があります。
↓以下は、以上のカリキュラムをまとめた表です。

*「1学期」→1年次夏学期 「2学期」→1年次冬学期
「3学期」→2年次夏学期 「4学期」→2年次冬学期


英語部会は、大学院総合文化研究科言語情報科学専攻が母体となって実施する「英語教育プログラムhttp://gamp.c.u-tokyo.ac.jp/uteep/」を推進しています。これは、大学レベルの英語教育の次世代を担う人材の育成を目指すプログラムで、英語部会からは、言語情報科学専攻所属の教員以外にも、超域文化科学専攻、および地域文化研究専攻所属の教員が、英語教育プログラム委員会に参加しています。
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英語部会では、教養学部前期課程の英語教育をよりよいものとするため、教員の啓発活動(FD: Faculty Development)を行っています。授業の進め方などについて、部会構成員の創意工夫を集約する場を設けるとともに、その成果を印刷物にして刊行しています。最近のものとして『わたしのPO授業:東京大学前期英語クラス50のこころみ』(東京大学教養学部英語部会・教養教育開発機構刊)があります。

また、東京大学教養学部前期課程英語教育の現状を広く一般の方に知っていただくため、2007年5月25日(金)に公開シンポジウム「東京大学の英語教育:改革の道程と今後の展望」を開催しましたが、その第2部「ワークショップ」は、公開FDの試みとして多くの方々の注目を集めました。

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英語部会では、教養学部前期課程の授業で使用する独自の教材を開発しています。これには、英語 I の教材として注目を浴びた Universe
of English、Expanding Universe of English、Universe of English
II、Expanding
Universe of English
II、On Campus、Campus Wide、ライティングの教科書 First Moves、語彙力増強教材『東大英単』などがあります。詳しくは「出版物」のページをご覧下さい。
また、大学における英語学習の基本として、発音記号の習得を促すべく、その基礎事項の解説を印刷したクリアファイル「英語の発音と発音記号」を作成し、新入生全員に配布しています。これらの教材開発は、つねに部会構成員によって行われており、今後も続々と新教材が開発されてゆく予定です。
 


英語部会では、前期課程教育の改善のため、教養学部教養教育開発機構との連携を積極的に進めています。近年では、教養教育開発機構開発部門に属するCWP(Critical Writing Program)との緊密な協力関係のもと、ライティング教育及びプレゼンテーション教育を積極的に進めています。その成果として、剽窃防止、英語論文執筆や文献表示の方法の基礎を説いた冊子 『自分の言葉?他人の言葉?--学術論文の作法--』および 『知識のうらづけ/情報のみなもと--出典表記と文献記載--』を作成し、Presentation 担当の教員と受講学生全員に配布しています。
 

英語教育論集の発行
英語部会では、大学での英語教育に関する論文の発表媒体として、 Komaba Journal of English Education(KJEE) を、 2010 年から年 1 回発行しています。 KJEE には、英語部会所属教員による論文と、英語教育プログラム(次世代育成の項を参照のこと)の履修生による、プログラム修了論文が掲載されます。これらの論文はすべて英語で執筆され、英語教育プログラム委員会委員による査読を経たものです。 KJEE の内容については、「出版物」のページをご覧下さい。掲載論文はPDFファイルでダウンロードが可能です。


KWS(駒場ライターズ・スタジオ)
2010 年 4 月より運営を開始した駒場ライターズ・スタジオでは、現在、二つの活動を行っています。その一つは、 ALESS (前期教育の項を参照のこと)の学生サポート活動の一環であるライティング・チュートリアルと実験相談会、もう一つは、英語 I (同上)の質問室とディスカッションルームです。窓の多い明るい空間は、多くの学生の熱心な質問、相談の場となっており、今後ますます多様な教育活動に利用する計画が進行中です。

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