2009年 夏学期 第 8回 物性セミナー
講師 島野 亮氏(東京大学理学系)
題目 テラヘルツ波で探る間接遷移型半導体電子正孔系の量子凝縮相
日時 2009年 7月 17日(金) 午後4時30分
場所 16号館 827
アブストラクト
間接遷移型半導体中に光励起された電子正孔系は、低密度で励起子ガス、高密度で励 起子モット転移を経て電子正孔プラズマ相、低温高密度下では多体の交換相関エネル ギーによって、実空間で凝縮した電子正孔液滴を形成する。本セミナーでは、最近の テラヘルツ分光により明らかとなってきた、これら電子正孔系で生じる多彩な相転移 のダイナミクスやクーロン相互作用の遮蔽効果について紹介する。さらに、より低温 で存在することが予測されている、励起子ボースアインシュタイン凝縮や電子正孔 BCS状態の観測可能性についても触れたい。
宣伝用ビラ
KMB2009-0717.pdf(598)
物性セミナーのページ
http://huku.c.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/FSwiki/wiki.cgi/BusseiSeminar
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最終更新時間:2009年07月10日 19時07分05秒