2006年 冬学期 第7回 物性セミナー
講師 菊川 芳夫 氏(東大総合文化・素粒子)
題目 Electroweak theory on the lattice --chiral symmetry on the lattice--
日時 2006年 12月 15日(金) 午後4時30分
場所 16号館 827
アブストラクト
カイラル対称性は,ローレンツ対称性,ゲージ対称性と並んで,素粒子の相互作用を記述する上で重要な役割を果たす。この講演では,格子ゲージ理論におけるカイラル対称性の実現方法について議論する。Ginsparg-Wilson関係式とよばれる関係式によって規定される,局所的な格子ディラック演算子を構成することによって,格子上でもカイラル対称性が厳密に実現でき,指数定理が成り立つ。この方法によって,電弱相互作用を記述するSU(2)xU(1)カイラルゲージ理論の構成が可能になることを示す。
宣伝用PDFビラ
2006-1215.pdf(1534)
物性セミナーのページ
http://huku.c.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/FSwiki/wiki.cgi/BusseiSeminar
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最終更新時間:2006年12月04日 19時46分29秒