お申込時にいただいた質問を分析してみました!

■参加者の内訳

■質問の種類

進学後、卒業後といった将来のことを掘り下げる質問が多く、回答者も一つ一つの質問に真剣に目を通していました。


■進路選択に関する質問

将来のキャリアに影響を与えることも多い「進路選択」。皆さんの質問も多くが進路選択への不安に関する内容でした。


■受験・勉強

部活動との両立、苦手科目への対応法、勉強のコツ…先輩たちはどのようにクリアしたのか、参考にしてみたいと思う参加者が多かったようです。


■進学後・卒業後

入学後のこと、やっぱり気になりますよね。 理系に対するイメージのせいか、上記青部分のような質問も複数件寄せられました。
卒業後の進路についても1/3以上の方が気にされているようです。



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動画で回答!



新領域の女性教員が事前質問に答えてみた 〜中高生時代の過ごし方編〜 【NEW】



新領域の女性教員が事前質問に答えてみた 〜進路選択編・理系女子の割合編〜




RIKEJO-CAFE

リケジョcafe

女子中高生の気になる質問について、現役大学院生が答えました!

- プロフィール -
ウサギ
修士課程1年生
趣味は運動後にポテトチップスを食べること。
(ダイエット中なのに!)
ネコ
修士課程1年生
猫と暮らすことが夢です。

リス
修士課程1年生
趣味はカフェ巡りです。
最近は、お取り寄せスイーツを自宅で楽しんでいます。


Q.なぜ理系にしましたか。


もともとロボットや人工知能がかっこいいと思って、高校生の時理系を選びました。
実験の楽しさと事実を求めるプロセスに惹かれました。
それと、理系は就職も有利と先生にいわれて。
もし理系へ進んだことを後悔しても、その時は文系に変更することもできそうだな、と思いました。

私は高校1年生のとき理系を選択しました。
生物の授業を受けて、もっと詳しく勉強したいと思ったことがきっかけです。
それまでは試験の点数は文系科目の方が良かったんですが、理系科目も好きだったから思い切って理系を選択しました。
就職など将来のことについては当時は考えなかったです。

私と似ていますね!理系科目も苦手だったのでかなり悩みました。
しかし、高2の夏にオープンキャンパスの模擬授業に参加した時に研究室紹介を見て、自分の興味があることを学んで研究をしてみたい!と思って理系選択をしました。


Q.理系の楽しさを教えてください。


理系の問いには明確な答えがあります。
答えを見つけるプロセスは、謎を解くのと同じくらい楽しく充実しています。
難問が解けたときの達成感もたくさん感じられます。

自分の研究が、まだ誰も知らない生命現象を解明することにつながって、そして、将来何らかの形で社会の役に立つかもしれないですよね。

そうですね。
学生でも研究活動を通して既知と未知の境界線に立つことができて、「今世界でこれを知っているのは私だけかもしれない」と思うと、とてもワクワクします。


Q.大学に入って一番魅力的だと感じた点は何ですか。

大学では多くの新しい発見ができます。
授業やサークルで自分と異なる分野を専攻している友達と交流できるのはとても楽しいです。

それに、各分野のプロである教授方の講義や専門書が揃った図書館があります。
自分が学びたいことを学べる環境があります。

一言でいうと、「自由な雰囲気」だと思います。
好きな授業を選択したり、自分の興味を追求したりできることがとても魅力的です。


Q.一日のスケジュールが知りたいです。



(大学院での一日のスケジュールについて答えます。)
7:30に起床&朝食、9:00~12:00に授業または研究、12:00に休憩、13:00から授業または研究、16:00に部活、20:00に読書や宿題、0:00ぐらいに寝ます。

私もそんな感じです。
私は、その日の研究が終わったら、アルバイトをしたり課題をしたり、日によって違います。
その他は自由に過ごします。

私は18:00までずっと実験をします。
週一で3時間程ゼミを参加します。
夜に実験結果をまとめたり資料を作成して、翌日の実験スケジュールを考えます。
寝る前に読書やテレビ鑑賞など趣味を楽しみます。
もちろん、休日はもっと趣味に時間を使っています。


Q.受験勉強どうやっていましたか?


部活は高2の3月まで行いました。
それまでは部活後に塾の自習室で勉強するなどして両立を図りました。
初めは基礎が身についていなかったため、高2のあいだは基礎固めに徹しました。
数学は苦手だったため、特に力を入れました。
それまでは解き方を知らない問題は解けなかったけど、基礎を復習したことで解いたことのない問題でもその場で解き方が思いつくようになりました。

苦手科目は、「今日は問題集をここまでやろう」など目標を立てて勉強していました。
寝る前の1時間は暗記の時間と決めて、単語や用語の暗記をしていました。

一日の中で、自分にとって一番効率が良いと思う時間帯に、一番難しい科目を復習しました。
また得意な科目の勉強時間をある程度減らして、苦手な科目に配分しました。
復習の順番と時間配分が大事だと思います。
理系科目の復習では、丸ごと暗記するのではなく、公式や概念を頑張って理解しました。


Q.受験勉強での経験は、進学後具体的にどのように役立ちますか。


大学では受験勉強で学んだことを土台として新たなことを身につけるので、その土台がしっかりしていればいるほど、吸収がしやすくなり、思考も深めやすかったように感じました。

大学では論文を読む機会がたくさんあります。
受験勉強で参考書に書かれている難しいことを、論理的に読んで理解した経験がとても役に立っていると思います。

大学での学習や研究は、ほとんどが自分でスケジュールを調整して行わなければなりません。
受験勉強で培った経験がとても生きていると感じます。


Q.大学に入る前から卒業後にやりたいことは決めておくべきですか。


卒業後にやりたいことを決めておいて、それに応じて好きな専攻を選択した方がいいと思います。
ただし、将来つく仕事と大学で専攻した内容が違う場合もあるので、心配しないでください。

今私は修士課程1年生ですが、現段階では卒業後に何をやりたいか具体的には決まっていません。
インターンシップに参加したり、教授からアドバイスをもらったり、友達との交流を通して日々たくさんヒントを得ています。

私は逆に必ずしも決めておくべきとは思いません。
早くに決めると後々の選択肢が狭まる気がするので、広い視野を持ちながらできるだけ多くの選択肢を持ちつつ、決断をしなければならない時に決めた方が後悔が少ないのでは、と思っています。


Q.女子が少ない中で、最初の友達はどうやって作りましたか?


理系は確かに女子が少ないですが、多いより少ない方が話しかけやすかったと感じています!グループワークのある授業もあるので、そこで友達も自然にできると思います。
部活とかクラブに入ると、理系だけでなく文系の女子とも出会えます。


Q.理系の方々はどのくらいのペースで各自の実験や研究をなさっていますか。


人それぞれだと思いますが、ゼミの進捗発表に向けて目標を設定して、それに合わせて計画を立てています。
毎週結果を報告して、先生からいただいたコメントを参考にして次のステップを決めます。


Q.コロナ禍以前と、以後の学生生活の具体的な違いを、お教え下さい。


今は基本的にオンライン授業です。
自宅では、講義の受講と勉強しかすることがありません。
演習や発表もオンラインで行います。
研究室に行って実験をしなければならないときは、研究室のシフト表を見て、密にならないように登校しています。


Q.数学があまり好きではないのですが理系に進めるでしょうか?


そうですね…苦手だったら、数学はやめてもいい、という訳にはいきません。
やはり理系では、数学は大事です。
大学で数学に関する授業がたくさんあります。
ただ、数学が苦手な理系の学生は少なからずいると思います。
自分に合った数学の勉強法を見つけて、成績アップ!頑張ってください。


Q.英語が苦手なのですが、いい勉強方法はありますか?特に、長文を読むのが苦手です。


まずは「単語」をたくさん暗記します。
電車の中や隙間時間にちょこちょこ見るように習慣をつけましょう。
そして、和訳文がある英語文章を探して、和訳を見ないままで英語を日本語に翻訳してみます。
自分の訳文ともとの訳文を少しずつ比較して、問題を探します。
私は、この流れを繰り返し行うことで難しい英語の文章でも読めるようになりました。


Q.大学の履修登録や、行事等、高校までとは違うと聞きますが、情報はどのように、得るのですか?


大学の学務システム(東京大学ではUTASやITC-LMSなど)の掲示板やメールで事務や講義担当教員から情報が送られてきます。
私は、友達と手続きの締め切り日や参加必須の講習会の期日を確認し合っています。
入学時の新入生向けガイダンスで詳しく説明がありますので安心してください。


Q.理系を選んでよかったことはなんですか? 研究の際に、教科を越えて活用した経験があればお聞きしたいです。


一例として、昨今溢れている新型コロナウイルス感染症に関する情報について、信憑性が高い情報か否かなどの判断が自然にできること。


Q.理系に進んでも、サークルやアルバイトなどを両立して行う時間がありますか?


実験やレポートがたくさんあって忙しいですが、サークルやアルバイトとの両立はできると思います。
アルバイトがとても楽しいので気分転換になるのと、勉強とのメリハリがつき、勉強やレポートを書く効率が上がりました。