リモートセンシング学会/評価・標準化研究会
本研究会が発足して10数年が経過しました。当初の設立趣意書にも予想されたように、リモ-トセンシングの技術自体は昨今の環境問題の深刻化と共に広く世に知られる様になり、その期待はますます大きくなってきています。また、コンピュータの性能の飛躍的向上や数値標高モデルや放射伝達モデルなどが手軽に使えるようになってきたこともあり、衛星画像処理の方法にも進展が見られています。しかし、これらの成果はまだ確立したものとは言えず、既存の画像処理ソフトを利用している一般の利用者には良く知られていません。実利用を進展するためには、これらの手法の評価と標準化を行ない、それらを一般の利用者にお知らせし、リモ−トセンシングによって提供される情報の信頼性を向上させることが不可欠です。なお、リモ−トセンシングは学際的研究分野である故に各種用語の使用やその定義が各専門分野の影響を強く受け、不統一な面が多々見受けられます。本研究会では、各種の衛星画像処理手法の標準化や用語の統一を行なうとともに、誰もが自分の処理手法を評価できる標準データセットの充実や評価方法の統一化・標準化に関する会員の研究を支援していきたいと考えています。
- お知らせ(過去の情報は、こちらをご覧ください。)
- 下記のように 研究会を開催いたします。
- 日時: 令和4年年2月28日(火)15:00〜
- 場所:東京大学生産技術研究所 As311/312(中セミナー室4)
- 話題提供:松浦直人 氏(さくらインターネット株式会社)
- 今回のテーマ:
Tellusを運営されているさくらインターネットの松浦氏にTellusの概要や将来の方向性などをお話しいただき、
衛星データ利用の普及に関して、評価・標準化研究会との協働の可能性を議論する。
研究会への入会を希望する方は幹事 牧 雅康(福島大学)までお知らせください。(メール送信の際は@の変更をお願い致します。)