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物性セミナー/2023-6-23

2023年 夏学期 第4回 物性セミナー

 講師 松本 祐司 氏(東北大学大学院 工学研究科)

 題目 Irドープペロブスカイト型マンガン酸化物の超伝導的挙動

 日時 2023年 6月 23日(金) 午後4時50分

 場所 16号館 827室およびオンライン

オンラインで参加される方へ:

・オンライン参加の方へ:物性セミナーMLに登録されている方は、セミナー案内メールでZoomアドレスを通知します。登録のない方は、以下で予め登録をお願いします。(自動的に物性セミナーMLへ登録されます。)

登録フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdT67ZsTDiKsvutP59tY4tOUlx4WTInMKkTQIGWLqYCrPAQKA/viewform

アブストラクト

我々のグループでは, 酸化物材料の薄膜化に有効なパルスレーザ堆積法において,1枚の薄膜試料内で,2つのターゲット組成からなる任意の組成およびその空間分布をコンピュータ制御により自動で高速合成する装置を開発し,第3,4,5周期といった異なる周期にある2つの遷移金属元素を含むペロブスカイト酸化物に注目し,その薄膜合成と物性探索に取り組んできた。その取り組みの中で,単結晶酸化物基板上にエピタキシャル成長させたIrドープ(RE, Sr)MnO3(Ir:RSMO)薄膜において,Ir濃度とその空間分布に依存した特異な磁化特性に加え,100K以下の低温での超伝導状態を示唆する電気抵抗の急激な低下(ゼロ抵抗状態)やその転移温度の磁場依存性を見出した。本セミナーでは,最近の実験結果についても紹介しながら,Ir:RSMO薄膜における超伝導状態の可能性について議論する。

宣伝用ビラ

KMB20230623.pdf(41)

物性セミナーのページ

http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/KMBseminar/wiki.cgi/BusseiSeminar

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最終更新時間:2023年06月16日 18時59分38秒