「生命の不思議さ」を分子レベルで理解し、「医療に貢献できる新たな機能性蛋白質の開拓」を目指しています。
主に「天然蛋白質の新規機能の探索」と「新規人工機能性蛋白質の創製」を軸に研究を行っています。
詳しい研究内容については “研究内容” のページを御覧下さい。
当研究室では、研究意欲のある学部学生、大学院生(修士課程 及び 博士後期課程)を募集しています。
詳細は “募集” のページを御覧下さい。
ゼブラフィッシュのNgbのモジュールM1を、蛋白質工学の手法によってヒトのミオグロビンに“取り付け”、細胞膜貫通特性をもつ新規のミオグロビンを創製しました。 これより、ゼブラフィッシュのNgbのモジュールM1を、他のタンパク質に細胞膜貫通特性を付加できる“取り付け可能な”構造単位として利用できることが実証されました。 この成果は2011年2月の PLoS One 誌上で発表しました。
部位特異的アミノ酸置換法を用いて、ゼブラフィッシュのNgbの細胞膜貫通特性に重要なアミノ酸残基を探索した結果、 アミノ末端付近に存在する4個のリジン残基が、この活性に必須であることを明らかにしました。 この研究成果は、2010年6月の FEBS Letters 誌上で発表しました。
ゼブラフィッシュのNgbは、ヒトのNgbとは異なり、単独で細胞膜を通過して細胞質中へと移行することを発見しました。 更に、ゼブラフィッシュのNgbとヒトのNgbとの「キメラ(融合)蛋白質」を作製することにより、 培地に添加するだけで、細胞膜を通過して細胞質中に導入され、しかも細胞保護作用を示す新たな機能性蛋白質を創製することにも成功しました。 これらの成果は2008年5月の Biochemistry 誌上で発表しました。
ヒトのNgbが神経細胞死を抑制するためには、シグナル伝達に関わる蛋白質Gαi/oとの相互作用が極めて重要であることを発見しました。 これにより、Ngbが酸化ストレス依存的に細胞内シグナル伝達を制御する、いわゆる細胞の「酸化ストレスセンサー」として機能している可能性が示唆されました。 この成果は2008年5月の Biochem. Biophys. Res. Commun. 誌上で発表しました。