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  subtheme4.革新的光学系及び地上情報処理技術に関する研究

研究概要

a. アサーマル・アポクロマティックな衛星搭載光学系およびその評価・試験の研究
b. 補償光学系および地上情報処理の研究
 

 a.アサーマル・アポクロマティックな衛星搭載光学系およびその評価・試験の研究

 屈折型光学系は反射型光学系と比較して広い視野を確保でき、また光学エレメントの保持を高精度に行えるという利点を有し、超小型の人工衛星に搭載する光学系として有望視されています。しかし屈折型には、光の波長と環境温度の組み合わせに対応してピンボケが発生するという課題があります。そこで、本研究課題においては、各衛星に特有の条件に縛られることなく、汎用的に設計解の探査・最適化が可能となる開発スキームおよび衛星搭載用光学系システムを構築します。

 

 

 b.補償光学系および地上情報処理の研究

 リモートセンシングで高空間分解能を得るためには、回折限界の克服と明るい光学系の実現の両方が求められます。衛星搭載望遠鏡の口径を大型化することで、衛星サイズは大型化し、熱変形による像の歪みを抑えるために、高精度の温度制御が必要となっており、さらなる衛星サイズおよび電力需要の肥大化を招いています。本研究では、補償光学系により波面を制御できるシステムを構築し、光を幾何光学ではなく波動工学として扱うことで、ブレークスルーを目指します。
 また、衛星データの利用者を拡大するためには歪みの少ないデータが求められています。衛星バスの情報を最大限に生かし、幾何光学に基づいてデータを地図投影することで、光学センサの特性を最大限に生かすことが期待できます。ここでは、光学センサの視線ベクトルと地表面の交点における幾何学的拘束に基づいて、衛星データの高度処理を行うスキームを構築します。

 

 
 
その他のサブテーマ
サブテーマ1: 超小型衛星用信頼性工学と実衛星開発を通した先進的衛星開発・試験・運用・利用手法に関する研究
サブテーマ2: 産業化を目的とする超小型衛星技術の実用化研究とものづくりインフラの構築
サブテーマ3: 先進的超小型衛星設計論と要素技術に関する研究
サブテーマ5: 超小型衛星用の先進型・非可動型地上局に関する研究
サブテーマ6: 地上試験手法に関する研究
サブテーマ7: 実践的宇宙教育・人材育成に関する研究
サブテーマ8: 科学への応用法とミッション系先進インターフェースに関する研究
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